カーナビは非常に便利な機器で、一度使ったら手放せない。私など、電卓無しでは計算ができなくなったように、カーナビ無しではドライブできなくなっている。
しかし、カーナビばかり見ていると、当然前方への注意が散漫になるため、ちょっとした油断が危険をもたらす可能性がある。
そこで最近は、前方が透けて見えるHUD(ヘッドアップディスプレイ)方式のカーナビも登場しているが、高額であったり設置条件が限られているなど、ハードルが高い。
そこで、手持ちのスマートフォンをHUD方式のカーナビに変身させてしまうカーアクセサリー『HUDWAY Glass』がクラウドファンディングの『Kickstarter』に登場した。
僅か数千円で、HUD方式のカーナビに近い機能が手に入ることが支持されたのか、本稿執筆時点ではキャンペーン期間を24日残しながらも、既に目標額を余裕で達成している。
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スマートフォンをHUD方式のカーナビにする
『HUDWAY Glass』があれば、スマートフォンがHUD方式のカーナビに変わる。
使い方は至って簡単で、ダッシュボード上のドライバーが見やすい位置に粘着剤で設置した『HUDWAY Glass』に、専用アプリ『HUDWAY』を起動させたスマートフォンをセットするだけだ。
すると、『HUDWAY Glass』の半透明なプラスチック製の反射板上に、スマートフォンのディスプレイに表示された画像が映し出される。
しかし『HUDWAY Glass』の反射板は透けているため、前方の視界を遮ることが無い。そのため、まるでHUD方式のカーナビを搭載したような使い勝手を得ることができるのだ。
『HUDWAY Glass』の表示は、スマートフォンの画面を反射させているため、鏡面反転している。そのため、予め反転させた表示をする『HUDWAY』や『Speedometer』などのアプリが用意されている。
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これでスマートフォンが搭載しているGPSやネット上の情報を取得する機能が、ドライブでも存分に発揮できるというわけだ。
試しに購入しやすい価格
KickstarterのFAQを見ると、『HUDWAY Glass』は大型のスマートフォンであるiPhone 6 Plusにも対応しているという。
既にスマートフォンを持っていれば、数千円でHUD方式のカーナビを手に入れられることになるというのは驚きだ。
ただ、半透明の反射板にスマートフォンの画面を映しだしているという仕組み上、天候によっては見づらいことがあるかもしれない。
それでもこの低価格であれば、試しに購入する事のハードルは、かなり低いと言えるだろう。
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【参考・画像】
※ HUDWAY Glass: keeps your eyes on the road while driving by HUDWAY – Kickstarter
※ HUDWAY Glass
【動画】
※ HUDWAY Glass — Head-Up Display (HUD) in any car – Vimeo