未開の地グンマーで新種の醤油発見!?ラベルはタバスコ…でもお味は?

48

2015年10月20日 16:01  おたくま経済新聞

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

おたくま経済新聞

未開の地グンマーで新種の醤油発見!?ラベルはタバスコ…でもお味は?

仕事柄全国あちこちに行く事があるのですが、時間があるとついやっているのが「道の駅」探訪。
道の駅といえば休憩はもちろん、地元の特産品が売られていることでも知られています。朝採り新鮮野菜に、地元企業が生産した加工食品、さらには地元ならではのお土産物までと様々。
でも時には「なにこれ!」と思わず声に出したくなる発見をすることも。


【元の記事はこちら】



今回はそんな「なにこれ!」発見の一つ、群馬県で見つけた『スパイシーしょうゆ』をご紹介。


群馬県は県土面積の3分の2にあたる42万5千haが森林。森林率は67%で、森林面積・森林率ともに関東一をほこります。そうした環境からか、いつのころからかネットでは「未開の地グンマー」と呼ばれているのです。しかも栃木県民と年中抗争してるとか、成人式はジャングルでバンジージャンプするとか色んな噂がささやかれていますが、グンマーの道の駅は入浴施設を併設していたり、子どもが遊べる施設を併設しているところがあるなど、実は立ち寄りがいのある道の駅が多い地域でもあるのです。



さて、この『スパイシーしょうゆ』。パッと見「タバスコ」にしか見えませんよね。でもよーく見ると「しょうゆ」とちゃんと書かれているんです。
最初見たとき「黒タバスコなんてあるんだー」と思ったのですが、「しょうゆ」の文字に気づき、「???」となってしまいました。でも偽物やパクリ商品ではなく、正真正銘の「タバスコブランド」の一つなのです。


■正真正銘のタバスコブランド


スパイシーしょうゆの製造元は、群馬県館林市にある明治6年創業の正田醤油株式会社。そしてこの商品は、タバスコの製造元であるマキルヘニー社と提携して生産されています。私が知らなかっただけで、平成6年から販売されているそうです。


■タバスコと日本の醤油がコラボした結果!!!


説明書きには「本醸造しょうゆをベースにしてスパイシーに仕上げました」とされていますが、さて実際のお味や?


―におい


封をあけるとまず醤油のいい香りが漂います。よくかいでみても漂うのは醤油ばかり。タバスコ臭は一切しませんし、あのツンとくる独特の感じもしません。


―色


色は濃すぎず薄すぎずの普通のお醤油。撮影用に指につけてたらしてみましたが、見た目本当に違いがありません。


―お味


いざ実食。一口なめてみたところ、先に来るのは深い味わいの醤油。でも少し遅れて舌先からピリピリ!とした辛さが伝わってきます。
もっとタバスコの主張が激しいかと思っていましたが、タバスコ特有のツンと来る感じや酸味もうまく溶け合って、ちゃんと「1つの商品」として完成していました。


■食べ方


正田醤油のHPでは、サラダのドレッシングとしての用途や、豆腐にかけて食べるなどが案内されています。確かにサラダ類にはあいそう。
でもやはりここは!日本人のソウルフード「卵かけごはん」で食べたい!ということで、早速ご飯を用意。


魚沼産コシヒカリの上に、1個約30円の卵をのせて……そこにスパイシーしょうゆをタラリ。


「うまぁぁぁぁぁぁぁ。」(昇天)


濃厚な卵黄と深い味わいの醤油がからみあい、後からピリリが追いかけてくる!文句なしに美味しかったです。小さいお子さんには向いてないと思いますが、大人の方ならば大丈夫。
ただ辛いといってもピリリとくる感覚なので、「辛い物好き」には物足りないかもしれません。でも個人的には買って悔い無し。


薄く切ったキュウリに絡めればちょっとしたおつまみに、お酢やオリーブオイルにまぜればドレッシングに、パスタにほんの数滴垂らすと少し刺激のある和風パスタに!アレコレためしたい料理が思い浮かびます。


なお、このスパイシーしょうゆは1本198円(税込)と割とお手頃。でもグンマーまで遠くていけないよ!という場合には、正田醤油のネット通販でも扱われているので、気になるかたはそちらからぜひどうぞ。


(文:宮崎美和子)


※「未開の地グンマーで新種の醤油発見!?ラベルはタバスコ…でもお味は?」はおたくま経済新聞で公開された投稿です


このニュースに関するつぶやき

  • 美智子妃殿下のご親戚の群馬の醤油会社もこんなユニークな製品を造っているとは。
    • イイネ!4
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(26件)

ニュース設定