【アニメ漫画キャラの魅力】真面目で行動力のある曇家次男!「曇空丸」の魅力とは?『曇天に笑う』

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2015年10月23日 08:20  キャラペディア

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明治十一年(1878年)、厚い雲に覆われた滋賀県大津の琵琶湖には、脱獄不可能と言われる日本最大の監獄「獄門処」が浮かんでいました。獄門処への橋渡しを担う曇神社の曇三兄弟を描いた作品が『曇天に笑う』です。今回は曇三兄弟次男の「曇空丸(くもうそらまる)」の魅力についてご紹介したいと思います。


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⇒曇空丸とは?(曇天に笑う)
http://www.charapedia.jp/character/info/11647/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■一目で虜になる見た目

 『曇天に笑う』の作者である唐々煙さんの絵。これはもう美麗の一言です。その中でも空丸の容姿には特に目を惹かれます(個人的見解?)。絶妙な長さの黒髪と釣り目がちの目、フードがついていたりノースリーブだったりと現代風にアレンジされた和風の服、そしてそこからのぞく鎖骨の色っぽさ・・・。「空丸」は、どちらかというと健康的で活発なイメージですが、ふいに見せる艶っぽさはとても魅力的です。

■強い意志と行動力

 獄門処に収監される犯罪者は腕っぷしの強い重犯罪者が多く、犯罪者たちは逃亡を試みる事も多いので、橋渡しの仕事には強さも必要となります。長男「天火」は兄弟の中でも圧倒的な強さを誇っており、「空丸」はそんな兄の背中を追って強さを求めます。

 過去に兄の所属していた右大臣直属部隊「犲(やまいぬ)」の隊長「安倍蒼世(あべのそうせい)」に弟子入りする為、単独で獄門処への潜入捜査を決行。結果、犲に有用な情報を持ち帰り、弟子入りを認めてもらいます。無謀な行動に走る未熟さと、それを成し遂げる強さが、「空丸」の最大の魅力と言えるでしょう。

 大津には、300年に一度大きな災いをなす大蛇が人を器として現れます。犲はその大蛇の器を見つけ、大蛇が復活する前に壊すことを目的として結成された部隊です。そして「空丸」は、この大蛇の器に選ばれてしまいます・・・。覚えのない血で汚れた服や、曖昧になる記憶から“自分が器である”と気付いた空丸。蒼世の元に駆け込み、「自分を殺してくれ」と頼みます。その時の泣き笑いのような表情には、心臓が握り潰されそうになりました。「よく云ってくれた」という蒼世と、蒼世を前にしてやっと涙を流した空丸の師弟の絆も見どころです。

■ライバルの存在

 犲は少数精鋭の部隊。その中で最も若い「武田楽鳥(たけだらくちょう)」は、空丸のライバルのような存在です。武田は初め、押し切る形で蒼世の弟子となった空丸を嫌っていました。自分ですらあまり稽古をつけてもらえないのに、蒼世に稽古をしてもらえる空丸への嫉妬もあったのだと思います。

 初めこそ仲の悪い二人でしたが、次第にお互いの実力を認め合い、会うたびにおこなわれる言い合いは、喧嘩というよりじゃれ合いのようで、シリアスな展開の中に微笑ましさを感じさせてくれます。まさしくお互いにお互いを高めるライバルと言えるでしょう。クライマックスでは、空丸から分離した大蛇を協力して倒します。大蛇に圧倒されかけた空丸に武田が「俺を忘れるな!」と叫びながら助けに入り、罵倒しあいながら大蛇を切るシーンにはぐっときました。

 『曇天に笑う』はすでに完結していますが、現在は天正五年(1577年)を舞台に三兄弟のご先祖様が登場する『煉獄に笑う』と、本編後の物語を描いた『曇天に笑う・外伝』が連載されています。時を経るごとに成長していく「空丸」の姿を、ぜひご堪能ください。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:なー(キャラペディア公式ライター)

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