(C)CHARAPEDIA輝日東高校を舞台に個性豊かなヒロインたちとの甘酸っぱい高校生活を描いた『アマガミSS』。そのヒロインたちのなかでもひときわ異彩を放つ、スニーキングヒロイン「上崎裡沙(かみざきりさ)」の魅力についてご紹介いたします。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■まさに天使!守りたい、この笑顔
上崎裡沙ちゃんは、主人公「橘純一(たちばなじゅんいち/通称:橘さん)」に見せるはにかんだような笑顔が非常に可愛らしい女の子です。とはいえ、裡沙ちゃんはいつもニコニコしているようなキャラクターではなく、例えば、橘純一に何かを褒められると口元を緩めて照れながら微笑む、そんな、奥ゆかしくてピュアな感じがとても魅力的です。
■自分に素直で不器用な性格
ふとしたきっかけから橘純一に想いを寄せるようになり、あれやこれやと彼女なりに奮闘します。しかし、結果は空回り・・・。
ここから先はネタバレになってしまうのですが、彼女がやっているのは、橘純一を監視し、彼に近づく女の子たちを彼から遠ざけるという、いわば彼の恋路を邪魔している・・・ようにも見えてしまう行為。しかし、それらの動機はすべて「大事なあのひとに悲しい思いはさせられない」という、橘純一への想いにほかならないのです。自分の感情に素直で不器用。特殊すぎる性質の彼女のなかに光る、「定番な感じ」も彼女の大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
■主人公・橘純一へのひたむきな想い
裡沙ちゃんの最大の魅力は、何といっても橘純一への一途で一生懸命な想いです。大好きな彼のために弁当を作ってきた、とも思えるような描写があったり、橘純一は大きな胸の女性が好きであることから、自分の胸が小さいことを気に病んだりと、とにかく橘純一への愛情が深い裡沙ちゃん。その恋の始まりはなんと小学生時代にまでさかのぼります。
それは、小学生時代、転校して間もなく頼れる友人もまだいなかったとき、彼女はどうしても給食の牛乳が飲めずに困っていました。そこに現れたのが、当時の橘純一少年。彼は、彼女が飲めずに困っている牛乳を受け取り、おいしそうにその牛乳を飲み干したのです。それ以降というもの裡沙ちゃんは彼に恋慕の情を寄せ、陰から見守るようになります。
小学生の頃から橘純一を想い続け、高校生になった裡沙ちゃん。そんな背景のある彼女だからこそ、彼女の一生懸命な姿はすごく可愛らしいですし、見ていて応援したくなります。
アニメ『アマガミSS』では、最終話にやっとメインの話がある「上崎裡沙」。実は原作ゲーム『アマガミ』でも、出会うのが難しい少し特殊なヒロインなのです。しかし今回ご紹介させていただいたように、会うのが難しいことを差し引いてなお余りある、非常に魅力的なキャラクターです。アニメ・ゲームどちらでも、まずは上崎裡沙ちゃんに会ってみてはいかがでしょうか。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:河合並盛(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)