九人兄妹それぞれが王位継承権を持つ櫻田家の四女である「櫻田岬」。王族だけが持つ特殊能力の中で、最大七人まで自分の分身を生み出すことができる“感情分裂(オールフォーワン)”の持ち主。それぞれの分身が異なる思考、何かに突出した能力を発揮します。岬は普段この能力を生かし、学校のあらゆる部の助っ人として分身を貸し出しています。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■優秀な姉たち、何かに突出した分身たちに対する劣等感
姉たちが優秀なだけに自分と比較される場面も多く、特に他の家族よりも常識があり社交性もあるため、世間の評価に対して非常に敏感になっているようです。更に、自分の分身たちが何かに突出した能力を持っているだけに、勉強も運動も顔もスタイルも、全てが“普通”な自分に対する劣等感を抱いています。そもそも普通の人間は分裂したり、国の未来を担ったりはしないのですが・・・。王族として生まれながらも常識があり、一般の人と変わらない悩みを持っている。そんな庶民的なところも岬の大きな魅力だと思います。
■「普通」だからこそできること
岬自身は「普通」であることに対して大きな劣等感を抱いているようですが、国王にとって「普通」であることは逆に大きなステータス。なぜなら国民と同じ立場で国を見ることが出来るからです。更に岬は面倒見が良く、いつも自分のためではなく人のために頑張っており、そのことは三女の茜や、特に双子の弟である遥も認めています。一癖も二癖もある登場人物が多いからこそ、岬の「常識」や「社交性」は大きな魅力となるのだと思います。
■双子の弟遥の存在
社交性もあり、誰とでも同じ目線で人付き合いのできる岬ですが、その中でも特に双子の弟である遥とは非常に強い絆で結ばれています。自分の分身や、優秀な姉達への劣等感でやさぐれている時に、そのままの岬でいてほしい「岬が「岬」じゃなくなったら僕は困るんだけど・・・」と言って励ましたり、原作コミックでは、遥が茜ばかりひいきする事に嫉妬するシーンもあり、実はただの姉弟愛以上の関係なのでは?などと思ってしまうことも。どちらにせよ、自分を認めてくれる人がいるというのは良い事です。
■「普通」なんて嘘だ!
岬は自分を「顔もスタイルもぜーんぶ普通」と言っていますが、果たしてそうでしょうか?アニメ版のEDでは水着姿になり均整の取れた素晴らしいプロポーションを視聴者に披露してくれましたし、自室でやさぐれてベッドに飛び込むシーンで、チラリと見えるおみ足は大変素晴らしいものがあります。更に、アニメ版のスタッフロールに声優「松井恵理子」さんの名前がズラッと8つ並ぶその光景たるや壮観です。きっと松井さんも思ったはずでしょう「こんなの普通じゃないよ」と。
自分で気がついていない魅力をたくさん持った、自分のためでなく人のために頑張れる、とても可愛らしい女の子「櫻田岬」。ぜひその魅力をアニメや原作コミックでご自身の目で感じてみてください。
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★記者:古瀬敏之(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)