【アニメ漫画キャラの魅力】ただのケータイ星人ではありません!「小野沢未来」の魅力とは?『東京マグニチュード8.0』

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2015年10月26日 08:30  キャラペディア

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『東京マグニチュード8.0』は、2009年にフジテレビのノイタミナ枠で放送されたアニメ作品です。巨大地震が発生し、大きな被害を受けてしまった東京を舞台に、主人公「小野沢未来」を中心とした物語が進んでいきます。防災、危機管理等の視点も持ちあわせた内容となっており、同年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門においては、優秀賞を受賞。非常に評価の高い一作となっています。


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⇒小野沢未来とは?(東京マグニチュード8.0)
http://www.charapedia.jp/character/info/16723/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■どこにでもいる反抗期の中学生?

 本作の主人公である「小野沢未来」は、名門私立校である六華女学園に通っている13歳の中学1年生です。彼女には「小野沢悠貴」という弟がいるのですが、彼女が小学生の頃は中学受験の勉強のため、夏休みに遊びに連れて行ってもらうことはなく、受験する予定のない悠貴を羨ましく思っていました。共働きの両親への態度も不満ばかり。年相応のかわいらしさがあります。片時も携帯電話を手放さない事から、悠貴からは、「ケータイ星人」とからかわれています。そして、ストーリーの起となる“マグニチュード8.0”の地震の被害にあい、彼女の心は大きく揺れ動いていきます。

■儚くも強い心を持っている

 学校が夏休みに入り、お台場のロボット展に行きたいという悠貴。しかし、ロボット展に来ているお客さんに子供扱いされる事に不満の彼女。

「こんな世界壊れてしまえばいいのに」

 その直後、大きな地震が東京を襲います。はぐれた悠貴を探すために館内に戻る彼女。姉弟を支える人物として登場する「日下部真理」と二人で悠貴を探します。涙を流しながら「男の子を見かけませんでしたか」と声をかける彼女の姿は胸を打ちます。

■地震を乗り越え成長していく姿

 “マグニチュード8.0”という大きな地震の被害にあってしまう彼女ですが、真理、悠貴と共に行動していく中で、立派なお姉ちゃんらしい一面が出てきます。当初の不満ばかりの彼女ではなく、少しずつ現実と折り合いをつけて受け入れていく様は物語の見どころの1つ。序盤では不満ばかり述べている彼女ですが、終盤では本当に強い女の子になっていると思います。

 『東京マグニチュード8.0』は、膨大なリサーチと検証に基づき、リアリティを追求した作品となっています。ノイタミナ枠では2作目となるオリジナルストーリーでのアニメ作品であり、とても見応えのある一作。この機会に是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:匿名希望(キャラペディア公式ライター)

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