【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]第1話(後半)「あんた名前は?」

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2015年10月28日 08:20  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]

■作品概要
いつも一人で過ごしている空気のような存在の「彩」。ひとりが好きな「彩」は、いつも教室や図書室で本を読んで過ごしていた。ある日の放課後、図書室の貸し出しカウンターで作業をしていると、学校の有名人「健」が現れ「俺、あんたに興味があるんだよな!」と爽やかに告げられる。両極端なふたりに恋は芽生える?


●第1話(後半)「あんた名前は?」


彩「・・・え」

健「本を読みたくて借りるわけじゃないから」

彩「読みたい、わけじゃ、ないんですか?」

健「うん、そう。あ、気が向いたら読むかもしれないけど」

彩「・・・じゃあ、その・・・えっと・・・なぜ?」

健「何故って、読みたいと思ってもいない本を借りる理由?」

彩「気に障ったら、その、すみません・・・」

健「そんなビクビクしなくても大丈夫だって。あ、俺の事もしかして怖い?」

彩「いえっ、や・・・あの、自分は、いつも、こう、なんで。誰にでも」

健「ああ、そうなんだ。よかった」

彩「・・・あの、本・・・」

健「選んでくれた?」

彩「う、あ、や、その・・・で、では僭越ながら選ばせて、もらいますと、この三冊がいいのでは、ないかと」

健「じゃあ、それで」

彩「え、ほんとに? いいんですか、これで」

健「いいよ。俺よくそういうのわかんないし」

彩「じゃ・・・今、貸出手続き、します」

健「気になる? 俺が本を借りる理由」

彩「や、まぁ・・・普段読まない人でも、そういう気持ちになる時もあるんじゃないかと・・・はい」

健「俺さ、本を借りるのが目的で図書室に来たわけじゃないんだよね」

彩「・・・え、じゃあ、借りない…ですか?」

健「俺、あんたに興味があるんだよな!」

彩「・・・はい?」

健「あんたに会いに図書室に来たの。本は話しかけるきっかけ作りみたいなもん」

彩「・・・え、あ、本は・・・借りない?」

健「あんたが折角選んでくれたんだし借りるけど・・・え、もっと気になるところない?」

彩「えっと・・・自分に、会いに・・・きた?」

健「そう、そこ重要!」

彩「・・・図書委員に、何か用って事ですか? その、生徒会の方とか?」

健「いや、俺は生徒会の人間じゃないよ」

彩「・・・生徒会じゃない、とすると・・・」

健「それから図書委員にも用事は無い」

彩「図書委員に、用がない? じゃあ、なんで・・・」

健「言ったろ? 俺はあんたに興味があって、あんたに会いにきたんだ」

彩「・・・あのぉ、誰かと、勘違いしてる、とか?」

健「あんた名前は?」

彩「え、な、名前、です、か?」

健「そう、名前」

彩「1年A組、巴 彩、です」

健「その巴 彩に俺は会いにきたんだ」


【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]第2話(前半)へ続く


●出演キャラクター

工藤健(くどうけん)17歳:高校生
巴彩(ともえあや)16歳:高校生

●声優および制作クリエイター

シナリオ:久潟椎奈
イラスト:三月涼
男性声優:内野真世
女性声優:澤江まゆき

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

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