チップの小型化やコストが安くなることによって、没入型のVR(=ヴァーチャルリアリティ)の世界を誰もが楽しめる時代になってきた。
既にFUTURUSでもヘッドセット型のVR端末は何度か紹介してきたし、既に持っているという方も少なくはないと思う。
そのようなVRの世界に新風が巻き起こった。
それが“音楽が見える世界一スマートなヘッドフォン”こと『ORA-X』である。
VRとARの融合
『ORA-X』は音楽再生をコア機能としたVR型ヘッドフォンである。
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普通のヘッドフォンにGoogleグラスが付いたような外見をしている。
ライブ映像付きの音楽を再生すると、ARディスプレイが空中にライブの映像を投影されるという代物だ。
もちろん音楽だけでなく、Youtubeのニュース再生などにも適しているようだ。
本体にはAndroid OSが搭載され、スマートフォンと同じようにアプリケーションを楽しむことができる。
操作などはヘッドフォンの側面にタッチ式のコントローラーがついており、カジュアルゲームであれば指を使って操作をする。
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ARディスプレイの脇にはオートフォーカスで、1,080pのHDビデオ録画機能を備えた5メガピクセルのカメラが装備されている。
本体のストレージ容量は8GB。外部接続はWiFiかBluetoothに対応している。Bluetooth経由でのコンテンツの再生も対応している。
今見ている風景を写真で撮影したり、録画をすることが可能だ。
写真アプリなどを使えばそのままSNSにシェアすることが可能だ。
Googleグラスよりお得な価格設定
カメラだけでなくメッセージの通知などもARディスプレイに表示させることが可能。音声入力機能を使うことでメッセージを送ることもできる。
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ディスプレイを使わないときは、ディスプレイ部分を持ち上げることによってコンパクトになる。
『ORA-X』は現在クラウドファンディングの『INDIEGOGO』で資金調達中。
現在早期割引キャンペーン中で、349ドルで1つの『ORA-X』を購入する権利が付与される。
Googleグラスの開発者向けのプロダクトが十数万円だったことを鑑みると、かなりお手頃な価格設定になっているのではないだろうか。
VRとARの組み合わせで新たな境地を見出す『ORA-X』。
グーグルグラスが欲しかった人は手を出してみてはいかがだろうか。
【参考・画像】
※ ORA-X
※ ORA-X: Android Powered Headphone with AR display – indiegogo
【動画】
※ ORA-X Android Powered Smart Headphones w/ AR display – YouTube