※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]
■作品概要
いつも一人で過ごしている空気のような存在の「彩」。ひとりが好きな「彩」は、いつも教室や図書室で本を読んで過ごしていた。ある日の放課後、図書室の貸し出しカウンターで作業をしていると、学校の有名人「健」が現れ「俺、あんたに興味があるんだよな!」と爽やかに告げられる。両極端なふたりに恋は芽生える?
●第2話(前半)「チワワみたいだな」
彩「1年A組、巴 彩、です」
健「その巴 彩に俺は会いにきたんだ」
彩「……え、あ……名前、知らなかった、んですか?」
健「今初めて聞いたな」
彩「なの、に、会いにきたというのはその、どういう意味で」
健「A組ってことはさ、巴は英語クラスなんだな。すげぇ」
彩「ど、どうも……でも、そ、そんなに凄い事でも……」
健「英語クラスってだって、1クラスしかないんだろ?」
彩「まぁ、そうです、ね……」
健「英語ペラペラなんだろ? すげぇじゃん。俺この間駅で外国人に話しかけられて、何言われてんのか全然わかんなくてさぁ。ジェスチャーでなんとかしようと思ったんだけど、どうにもならなかったんだよなぁ」
彩「英語クラスだからってペラペラ、というわけじゃ……。道案内くらいなら、できるかもですが、まだ、そんな勉強もしてないです、し」
健「まぁ、確かにまだ1年生だもんな。でも2年の夏には短期留学もすんだろ?」
彩「そうですね……確か、オーストラリアに。留学って言っても、10日くらいです」
健「10日でもすげぇじゃん! オーストラリアか。カンガルーとかコアラに触れ合えるなんていいな!」
彩「え、いや……オーストラリアに行くからって、触れ合えるわけじゃ……」
健「今度のテストで英語に絶望したらあんたに教えてもらおうかな」
彩「に、2年の英語なんて、で、出来ないです、たぶん」
健「体育科の英語なんて、2年の問題でも、英語クラスの人間にとっちゃあカンタンだと思うけどな」
彩「む、むりです……」
健「部活はなんか入ってんの? 勉強忙しくてそんなのしてらんない?」
彩「一応、その……ぶ、文芸部に……」
健「文芸部? え、うちの学校にそんな部活あったっけ?」
彩「あるんです……あんまり、活動は活発じゃない、ですけど。部室は、図書室の廊下挟んで左にあるんですよ」
健「え、このへんに部室ってあったんだ! なーんかこっちの校舎って薄暗いから、準備室とかそういう教室ばっかあるんだと思ってた」
彩「確かに、薄暗いですけど、文系の部室は大体こっちの校舎、です」
健「運動系の部室はあっちの校舎の1階にずらっと並んでんだよ。体育科は朝早くて陽が沈むまで活動してるから、昇降口すら普通科や商業科と違うしなぁ。こっちのほうだって特別な用がないとこないし」
彩「自分も体育の時以外はあっちの校舎に行った事ない、です。運動部のノリがその……ちょっと怖い、ですし」
健「え、怖いかなぁ?」
彩「声が、大きいですし……自分はちょっと合わないかなと」
健「まぁ、そう言われたら確かにそうかも?」
彩「皆、身体も大きいですし……苦手、です」
健「あはは、巴ってプルプルしてて、チワワみたいだな」
彩「ち、ちわわ?」
【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]第2話(後半)へ続く
●出演キャラクター
工藤健(くどうけん)17歳:高校生
巴彩(ともえあや)16歳:高校生
●声優および制作クリエイター
シナリオ:久潟椎奈
イラスト:三月涼
男性声優:内野真世
女性声優:澤江まゆき
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。
●アプリダウンロード
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近日リリース予定