誰でもどこでも万物を楽器に「演奏」が楽しめる!IoTガジェット「Mogees」がスゴい

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2015年10月29日 10:00  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

これまでシンセサイザーというアイテムは、音源を鍵盤でコントロールする物が主流になっていたが、最近は想像もつかないような操作方法で演奏できるシンセサイザーも増えてきている。

例えば、イギリスの国民的バンドMUSEが楽器に埋め込んでしまったことで有名なKORGの『KAOSS』シリーズや、Bjork(ビョーク)やCOLDPLAYがライブでも使用した、ダイスを並べるシンセサイザーの『reactable』など、多くの世界的アーティストが積極的に使用し、話題になることも多くなっている。

そんな中、これまでの不思議な楽器とは違った、“何でも楽器に変えてしまう音楽ガジェット”が海外で人気を集めているというのだ。

「音楽は好きだが、演奏するのはハードルが高いし……」と、これまで“演奏する”という行為に触れてこなかった人にこそ、是非注目してほしい画期的なガジェットだ。

振動を感知しさまざまな音色に変換

そのアイテムとは『Mogees』というもので、現在クラウドファンディングサイト『Kickstarter』にて出資を募っている。

この『Mogees』は、一見するとただのイヤホンのように見えてしまうが、内部には特殊なセンサーが付いており、周囲の振動を感知することができる。

その振動で内部の音源をコントロールし、スマートフォンなどのデバイスを介して、“人の耳に聞こえる音色”となるので、どんな場所やどんな物の上でも、叩いたり擦ったりするだけで演奏を楽しめるのだ。


動画を別画面で再生する

主な設定はスマートフォン上で操作ができ、音色の選択などはPCなどで詳しく設定することができる。

またMIDIでのコントロールやMacやWindowsのDAWソフト、VSTプラグインにまで対応しているので、直感的に楽しむだけではなく、ライブでのパフォーマンスや本格的な音楽制作にも導入することが可能だ。

誰もが演奏を楽しめる「音楽ガジェット」

これまでの楽器はどのパートでもテクニックが必要になるため、普段楽器に触れる機会がない人にとって“演奏”という行為はかなり敷居が高いものとなっていた。

しかし、この『Mogees』のように、振動を“可視化”ならぬ“可聴化”させるのに、特別な技術や息づかいなどを要さず、直感的に演奏を楽しめるアイテムが増えていけば、人々にとって音楽がもっと身近な存在になる、きっかけとなっていくかもしれない。

このアイテムは現在『Kickstarter』内のプロジェクトで、目標額の3倍以上の出資を獲得している。

製品もプロトタイプではなく既に仕上がっているようなので、世界へ出荷されていく日も近いのかもしれない。

【参考・画像】

MOGEES

※ Media folder – MOGEES

※ Mogees – Transform anything into a musical instrument. – Kickstarter

【動画】

※ Mogees – Play the World – YouTube

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