限定公開( 165 )
今月28日〜来月1日まで、フランス・パリで行われるゲームイベント「Paris Games Week 2015」。同イベントの前日にあたる27日、「PlayStation Media Preview」が開かれ、カプコンの小野義徳氏が登壇した。そして、来年2月に発売されるプレイステーション4＆PC向け対戦ゲーム『ストリートファイターV』（カプコン／以下、同）に“ダルシム”が参戦することを発表。シリーズの名物キャラクターであるだけに、ファンも「ヨガー!!」と沸くかと思いきや、じゃっかん微妙な空気に包まれている。
『ストリートファイターII』で初めて登場した、インドの修行僧・ダルシム。他のキャラクターと比べて、移動もジャンプも遅いのだが、手足が伸びたり、火神・アグニの力を借りて火（ヨガファイヤー／ヨガフレイム）を吹いたり、スライディングしたりと、使い勝手は決して悪くない。また、ハゲ、ガリガリ、裸など、見た目にもインパクトがあり、ファンにも愛された。以降、『ストリートファイター』シリーズをはじめ、『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』などの『VS.』シリーズにも参戦する人気キャラクターだ。
去年12月に発表された、シリーズ最新作となる『ストリートファイターV』。公式サイトでは、これまでにリュウ、ケン、春麗、ベガなどの恒例キャラクターや、神月かりんといった久しぶりのキャラクター、また“古代の戦士”ネカリ、“中東の旧家の長男”ラシード、“マツダ流柔術格闘家”ララという新キャラクター、以上14人が明かされていた。そして、リリース時は全16名となる同作の15人目を飾ったのがダルシムだ。
ただ、今までのダルシムと違い、頭にターバンを巻き、顎には真っ白な髭をたくわえている。また、ガリガリというよりマッチョ。なんと言ったらいいか、風格が漂っている……。
どちらかといえばガリハゲよりも格好良くなっているのだが、ファンからは「え、なにこれ」「誰だよこいつ」「なんか汚くなったな」「ハゲのほうがシンプルなデザインでいいのに」「ハゲ隠すな」「ヒゲ生やしたりしてチョイ悪気取り。遅れてきた思春期かよ」「髭が燃えるだろうが」など、ダルシムの違和感に馴染めない様子。体つきに対しても「ガリガリだったのにマッチョになってる」「妙に筋肉質なんだよな」「ヨガの求道者ならガリにしろよ」という声が上がっている。
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また、「『ベルセルク』のダイバみたいになってんな」「『片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン』に寄せてきた」「『レインボーマン』のお師匠みたい」「ビンラディンや」など、似ている例を挙げるファンも。
しかし、「悪くないと思う」「渋くてかっけえ」「なんか強そうじゃん」「ヨガマスターだし、これはこれで」「インド人なら髭生やしてないほうが不自然だからな」と、今作のダルシムを推す声も見られ、いかんともしがたい。なぜ、ダルシムを今までのイメージと変え、15人目に紹介したのかはわからない。多少の困惑はありつつも、大切なのは使い勝手なので、プレイしてから今のダルシムが「アリかナシか」決めようではないか。
しかしダルシムが15人目だと、期待を高めるだけ高めて、最後に登場するのはエドモンド本田あたりになるのだろうか。16人目の発表を楽しみにしつつ、ちゃんこ鍋でも食べに行こう。
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