ストレスを感じても体調が「いつもと変わらない」は1割、みんなの対処法は？

　職場や家庭、恋人や友人との付き合い・・・、今どきの女性は常にストレスにさらされているようです。株式会社ドクターベルツが20歳以上の女性556人に日常生活でストレスを感じているか聞いたところ、38％が「とても感じる」、55％が「感じる」と答えました。

　ストレスの原因は、「仕事や仕事上の人間関係」が25％でトップ。次に多いのが「家族関係、親戚付き合い」で、人間関係にストレスを感じる人が多いようです。管理職が他の年代より多い50代では、仕事や仕事上の人間関係が33％と全体平均より高くなりました。

　ストレスを感じた時の体調が「いつもと変わらない」人はわずか4％。大多数が体調不良を訴えています。特に胃腸の不調を感じる人が多く、28％が「胃腸の調子が悪い」と回答。また精神的な影響もあるのか、「体がだるい」という人も27％と多く見られました。

　ストレスは肌の調子にも影響するようです。「普段と変わらない」はわずか1割で、「肌が荒れる」が38％、「にきび、湿疹、かゆみ、赤み」などの肌トラブルが出る人が30％。その他、「肌が乾燥する」「肌がオイリーになる」など何かしらの不調がでてしまうようです。

　ストレスを感じた時、お風呂にのんびり入ったり趣味を楽しんだりするなどの対処法もありますが、サプリメントや栄養ドリンクを飲むなど、体の中から改善を試みている人が6割と多く見られました。ストレスで荒れた胃腸や肌を労ろうという気持ちがあるのでしょう。

　2015年12月1日からは、企業において「ストレスチェック」と「面接指導」の実施を義務付ける「ストレスチェック制度」が施行されますが、自分なりのストレス対処法を持っておくことも大切。心と体を労って、少しでもストレスを和らげるように心がけましょう。（下玉利　尚明）

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