会社の帰途から家でビールを一杯。
疲れた体にしみわたるお酒を楽しみにしている方も多いだろう。のどごしが心地よいビールや、優雅にワインやウイスキーを嗜む方もいることだろう。
お酒を楽しむ方の中で、グラスにまでしっかりこだわっている方は、一体どれくらいいるだろうか?
実はグラスの形によって、お酒の香りや味は変わってくる。ゆえにグラスを変えるだけで毎日のお酒の時間がより楽しくなる可能性がある。
というわけで今日は“お酒の時間”をさらに豊かにする、一風変わったグラスを紹介したいと思う。
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倒れそうで倒れない!不思議なグラス
『ottotto』はお酒をさらに楽しむためのグラスである。
このグラスの特徴は、ステム(グラスの下部分)が無いことにある。ステムがあると重心が高くなるため、倒してしまったり洗う時に気を使うがそのような心配はない。
「ステムが無いと倒れるのでは?」と心配になってしまうフォルムだが、倒しても元に戻る起き上がり小坊師のような設計となっているため、安心して使うことができる。
この『ottotto』のグラスには3種類ある。
■1:指先の熱が伝わりにくい「HEBE」
まずは『HEBE(ヘベ)』。特徴はグラス下部の環状の膨らみである。
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この膨らみがあることによって、倒れそうになった時にストッパーの役目を果たしたり、指先の熱を伝わりにくくする役目がある。
飲み口は0.9ミリの薄吹き仕上げとなっており、飲みやすい形状となっている。
■2:ゲン担ぎにもよい?「ERRYKE」
次に紹介するグラスは『ERRYKE(エリケ)』。
『HEBE』のような膨らみはないが、倒れそうになるまで傾けても、ゆれながら元通りに起き上がる設計となっている。
ビールを注ぐと、まるで冠雪した富士山のような見た目にもなるので、ちょっとしたゲン担ぎの一杯にも良いだろう。
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こちらも0.9ミリの薄吹き仕上げで飲みやすい形状となっている。くれぐれも飲み過ぎには注意が必要だ。
■3:女性の手にも馴染みやすい「WARIKI」
3つめは『WARIKI(ワリキ)』だ。
このグラスはスワリング(ワイングラスをクルクル回して、ワインの酸化を早めて味わいや香りを高める仕草)のしやすさが特徴だ。傾けてクルクル回すだけでスワリングが進む。
前述した2つのグラスと比べて小ぶりな形状で、女性の手にもなじみやすい。
ホームパーティなどで出してみるのも皆が楽しめるグラスだろう。
これら全てのグラスの製造は、国内の田島硝子の協力のもとに進めている。ワイングラスの他にもロックグラスの製造なども今後は展開していくとのこと。
『ottotto』は現在クラウドファンディングの『Makuake』にて資金調達中。値段は1つのグラスで2,500円〜、3つセットは7,200円で購入する権利が付与される。
お酒の時間をもっとユニークに楽しみたい方にはちょうどいいかも?
【参考・画像】
※ ottotto!揺れる回る倒れそうで倒れない!?ワインを美味しくグラスで楽しく♪ – Makuake