『四畳半神話大系』は、自堕落な大学三回生「私」の生活を面白おかしく、そして生々しく描いた作品です。今回ご紹介する「羽貫涼子(はぬきりょうこ))」は、主人公「私」が“師匠”と呼び師事(?)する謎の自由人「樋口清太郎(ひぐちせいたろう・通称:樋口師匠)」の世話女房のような四回生で、サバサバした性格がとても印象的なキャラクターです。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■キリッとした気さくな美人
羽貫さんは、主人公「私」が「美人であるが戦国武将の妻のような顔をしている。いや、戦国武将そのものと言って差し支えない」と形容するほどに凛々しく、竹を割ったような性格の女性です。たいへんフレンドリーな人柄で、主人公の「私」や、その知人「小津(おづ)」を飲みに誘ったり、逆に樋口師匠やその弟子たちで飲み会をする時には快く参加したりと、とても人懐こい性格といえます。
■凛々しさのなかに光る可愛らしさ
いつもは大人の女性の雰囲気溢れる羽貫さんですが、仲間内で「闇鍋」をした時に、なぜか鍋の中に入っていた小さな熊のぬいぐるみを、丁寧に洗い引き取ります。その後、自宅のマンションへ帰る途中に、歩きながらそのぬいぐるみを手に持ち、無邪気に遊ぶ彼女・・・。このときばかりは羽貫さんの顔も戦国武将ではなく、むしろ悩める乙女のようであったと主人公「私」は回想します。そんな、時々垣間見える可愛らしい一面もまた、非常に魅力的なのです。
■恋人?友人?樋口師匠との不思議な関係
主人公「私」を困らせる謎多き先輩「樋口清太郎」とは旧知の仲の羽貫さん。その付き合いは長いようで、「私」をはじめとする弟子たちも知らないような、樋口師匠の過去を話したりも。また、樋口師匠が世界一周の旅に出ようとした時には、彼から「君も一緒に来ないか?」と誘われたりもしますが、羽貫さんと樋口師匠、この二人の関係はそこはかとなく不明瞭で、原作の小説でも詳しく言及されることはありません。
しかし、羽貫さんと樋口師匠が良好な関係にあるのは確実であり、その後のふたりの恋の行方がとても気になります。まぁ、あのふたりならば、応援するまでもないのかもしれませんが・・・。
偏屈大学生「私」の青春を描いた原作の小説を、忠実に再現したアニメ『四畳半神話大系』。今回ご紹介させていただいたとおり、羽貫さんが魅力的なのはもちろんのこと、彼女の他にも、主人公「私」やその悪友「小津」など、非常に魅力的なキャラクターが大勢登場します。まだ視聴、読破されていないという方は、是非一度目を通してみてはいかがでしょうか?
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★記者:河合並盛(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)