里中満智子「天上の虹」文庫版の最終巻発売、12月にはBOXセットも

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2015年11月12日 23:46  コミックナタリー

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コミックナタリー

「天上の虹」文庫版11巻
里中満智子「天上の虹」文庫版の最終11巻が、本日11月12日に発売された。

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「天上の虹」は、日本の第41代天皇であり女帝である持統天皇を描く大河歴史ロマン。1983年よりmimi DX、mimi Excellent(ともに講談社)にて連載され、15巻から3月に発売された完結23巻までは描き下ろし単行本として刊行されてきた。

里中は文庫版のカバー袖で「『古事記』と『日本書紀』の二種の歴史書が誕生した背景、持統天皇最後の行幸中、三河での不自然な日程の謎などについての解釈はあくまで私の推理でしかありませんが、この時代の人々が必死で前を向いて努力した事が少しでも伝えられたら本望です」と30年越しに完結させた本作への思いを語っている。なお12月12日には文庫版全11巻のBOXセットが発売される。

里中満智子コメント(文庫版カバー袖より)
ようやく描き終えました!描きながらずっと「その時代の空気」に触れていました。振り返ってみて「本当に大変な時代だった」と改めて感じています。
国が形を成すという事の大変さを現代の私たちはついつい忘れてしまいがちですが、天智天皇〜天武天皇〜持統天皇と続くこの時代こそ「日本」の原点だったと思います。
「古事記」と「日本書紀」の二種の歴史書が誕生した背景、持統天皇最後の行幸中、三河での不自然な日程の謎などについての解釈はあくまで私の推理でしかありませんが、この時代の人々が必死で前を向いて努力した事が少しでも伝えられたら本望です。

このニュースに関するつぶやき

  • 「あした輝く」が好きでしたけれど、里中先生、まだご健筆なんですね。古代史漫画では聖徳太子を描いた山岸涼子先生の「日出処の天子」、額田王を描いた大和和紀先生の「天の果て地の限り」とか読みましたね。
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