夫婦関係、男性にとって重要な「ひとり過ごす時間」とは

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2015年11月14日 16:01  ノーツマルシェ

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夫婦関係、男性にとって重要な「ひとり過ごす時間」とは

前回のNHKの連続テレビ小説『まれ』。ご覧になった方も多いことでしょう。この番組に登場した、主人公「希(まれ)」の父親、大泉 洋さん扮する「徹(とおる)」は、夢見るユメオさんでした。そして女性は全員しっかりさん。その夫たちである男性陣は、昼間からダラダラ過ごし、ここでも、男女の性差が浮き彫りにされていましたよね。


 


■ 男性は一人で考える場所と時間が必要


男性は将来を俯瞰で眺める生き物。反して女性は、現実を見据える生き物です。右脳と左脳をつなげる脳梁が男性よりも太いといわれる女性は、複数のことを同時に考え、行動することができますが、 男性はどちらかというと一点集中型。職人技など素晴らしい才覚を持つ方が多いようです。


女性である筆者は、男性の気持ちを100%理解することはできませんが、夫婦問題の悩みを抱える大勢のご夫婦からの相談を通して少しわかってきたことがあります。


それは、妻の立場から見た「夫婦円満のポイント」は、男性脳の仕組みを知り、夫に合わせるということ。たとえば、夫が何か考えごとをしているときは、邪魔をしないで一人にしてあげましょう。できれば、一人の空間を用意してあげてください。


妻から見ると、ボーッとしているように見えたり、怠けているように感じるかもしれませんが、脳の中は忙しく働いています。決して、「なに、ぼーっとしてるのっ!」「ちょっと手伝ってよ!」と、声を荒げて思考中の脳を遮断しないでくださいね。


 


■ どうしても愚痴を言いたいときは…


夫婦関係になると、つい身近にいる相手に、すべてを理解してもらいたくなりますが、残念ながら、妻の思いを夫が100%理解できるわけではありません。 「わかってもらおう」「もっと理解して」と躍起になればなるほど、意見の食い違いが明確になってしまいます。


とはいえ、心のうちを吐き出すこと(アウトプット)は心の安定を図るためにも大切なので、どうしても夫に愚痴を言いたいときは「私、これから愚痴を言うから黙って聞いてくれるだけでいいからね」と念押ししてから話してみてください。夫側の心構えがはっきりするだけでも違います。


もしくは、夫以外の第三者(カウンセラーなど)に話を聞いてもらうのも効果的。心の澱はため込まないのが鉄則ですよ。


[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2015年11月14日]


 


【参考】
※NHK連続テレビ小説「まれ」
※ 写真:Jozef Polc / 123RF.COM、本文とは関係ありません


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