ホンダ×LIXIL「電気を作り、クルマにためる」次世代レジリエンスホーム公開

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2015年11月16日 21:10  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

昨今の環境問題やエネルギー問題、東日本大震災からの教訓などにより、家に求められることは日々変わってきている。

日常においてはできるだけ省エネルギー化し、災害時には電力などのライフラインが確保できる……、そんなレジリエンスな(強靱性がある)家が求められてきているのだ。

そんな中、カーメーカーのホンダ(本田技研工業)と、住宅建材メーカーのLIXIL住宅研究所が、共同で次世代レジリエンスホーム『家+X(いえプラスエックス)』を開発し、公開した。

ガスを使って家で電気をつくる

東京都葛飾区に設置されたこのコンセプトホームには、主に次の2つの特徴がある。

まずは、家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを採用していることだ。

これは、ガスを燃料とするエンジンで電気を作る発電ユニットのことで、通常の電力会社から購入する電気とは別に、家自体で電気が作れるというもの。平時にはもちろん省エネとなり(購入電力が減る)、災害時でもガスさえあれば電力を確保できるというメリットがある。

今回のコンセプトホームには、ホンダが開発したユニットを使った大阪ガスの商品、家庭向け熱電供給システム『エコウィルプラス』を採用。

住宅だけでなく、ガスもセットで供給することで、住まいのエネルギーコストの最小化を提案している。

クルマに電気をためて使える充電器

もうひとつの特徴は、やはりホンダが開発したV2H(Vehicle to Home)対応DC普通充電器『Honda Power Manager』の採用だ。

これは、通常の購入電力から、太陽光発電やガスエンジンコージェネレーションに切り換えて家庭に電力を供給できるもの。

また、余剰電力を電気自動車などにためておくこともできる。加えて、停電などのときは、クルマにためた電力を家庭に供給することも可能。

これもやはり、平時の省エネと非常時のライフライン確保に役立つシステムなのだ。

商品化は来春以降

LIXIL住宅研究所では、この『家+X』のうち、まずはホンダの家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを標準装備した家を、来春以降に商品化する予定。

実現すれば、LIXIL住宅研究所のブランド、『アイフルホーム』『フィアスホーム』『GLホーム』のいずれか、もしくは全てに採用された家が販売されるはずだ。


動画を別画面で再生する

【参考・画像】

※ HondaとLIXIL住宅研究所が合同で<次世代レジリエンスホーム「家+X」Powered by Honda>を公開 – HONDA

【動画】

※ 次世代レジリエンスホーム – YouTube

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