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「チクッ」とする注射の痛み 痛みは一瞬でも子どもにトラウマを与えてしまうことも

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2015年11月17日 18:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

「注射は怖い」というイメージがさらに注射を困難に

JR東京総合病院 麻酔科・痛みセンター 花岡一雄先生

 子どもの事に受けた注射の痛いイメージが頭に残り、大人になった今でも病院に行くのが「どうも苦手だな」と感じる人も多いかと思います。痛みは、危険から生命を守るために本能的に備わっている危険信号のようなもので、なくてはならないものです。とはいうものの、「できるだけ痛くないように」「できるだけ痛みが長く続かないように」したいもの。

 「注射の痛みなんて一瞬で終わる」と思ったら大間違いです。「注射が怖い!」というイメージが強くのこってしまうと、いざ注射を打つ時に血管が収縮してしまい、注射が困難になってしまいます。すると、

 注射が怖い→血管が収縮する→さらに注射が打ちづらくなる→失敗してしまうことも→注射が怖い

 という悪循環が生まれてしまう場合があります。

 近年、製薬メーカーや注射針を作る医療機器メーカーなどは、「より痛くない」注射のためのお薬や注射器の開発を進めています。その1つが、注射する前に塗る局所麻酔剤というもの。この6月、佐藤製薬株式会社が販売する局所麻酔剤「エムラクリーム」で「注射針・静脈留置針穿時の疼痛緩和」の効果・効能、ならびに0歳児を含む小児への用法・用量が追加されたことを受け、11月16日に都内でメディアセミナー「患者さんが注射のストレスを感じない医療を目指して」を開催。JR東京総合病院 麻酔科・痛みセンターの花岡一雄先生が講演しました。

太さも針の到達位置も、種類によって大きく異なる

メディアセミナー資料より

 注射はその目的や薬剤をどの部分に到達させたいかによって深さが異なります。一般的な注射のうち、最も浅いのがツベルクリン反応などの検査で行われる「皮内注射」で皮膚の表皮とすぐ下の真皮の間に注射します。その次が、皮膚と筋肉の間にある皮下組織に注射する「皮下注射」でワクチンやインスリンなどがこのタイプです。一方、最も深いのが静脈注射で点滴や輸血がその代表例です。

 「太さもさまざまで、皮内注射の場合は直径0.4ミリ程度の細い針ですが、輸血などで静脈注射する場合は直径1ミリ前後、血液透析用注射針となると最大直径1.8ミリにもなります」(花岡先生)

 「注射の痛み」が子どもに与える影響については、小児看護の分野でも大きなテーマの1つとなっており、2014年12月には「NICUに入院している新生児の痛みのケア ガイドライン」が発行されています。

 「NICU(新生児集中治療管理室)に入る新生児は、注射や挿管などの処置が繰り返され、慢性的な痛みとストレスがかかっています。出生時体重が1,000グラム以下だった4〜5歳児は、出生時体重が1,500グラム以上だった児童と比較して、医学的には説明のつかない胃の痛みや頭痛、足の痛みなどを訴えることが多く、さらにNICUの滞在期間が長いほど訴えも多かった、とする海外の論文もあります」(花岡先生)

 より痛みの少ない治療に。小児だけでなく、全ての世代が安心して注射が受けられる環境が整ってきています。(QLife編集部)

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このニュースに関するつぶやき

  • でも子供は問答無用に注射受けさせられるよね。トラウマと言うよりストレスだったな。
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  • 注射自体嫌いというより注射するとこを見ていないとイヤです。歯科の麻酔はやっと慣れましたが、採血や注射は見えないとダメです。
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