「iPad Pro」が変えるかもしれないあなたの生活シーン

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2015年11月17日 21:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

11月11日より発売が開始された、Appleの新製品『iPad Pro』。

従来の『iPad Air』と比べると、圧倒的に巨大な12.9インチのディスプレイを搭載し、今までのiPadとは異なる新たな使い方が予測されるこのタブレット。

新しい専用スタイラスの『Apple Pencil』が登場したため、クリエイティブ界隈での活躍が予想される『iPad Pro』だが、無論それだけではない。

そんな『iPad Pro』が変えるかもしれないシーンをいくつかご紹介していきたい。

まずは基本情報をおさらい

その前に『iPad Pro』自体のことを再度理解しておく必要があるだろう。

『iPad Pro』は、12.9インチのRetinaディスプレイを搭載したタブレットマシンだ。OSは、iPadなのでiOSを採用しており、SoCにはA9Xという現存するiOSデバイスの中で、最も高速なプロセッサを搭載している。

ベンチマークテストによれば、条件によってはMacBook AirやProにさえも匹敵するCPU処理、グラフィック処理性能を有しているのだ。

本体価格は、Apple Online StoreでWi-Fiモデルは32GBが94,800円(税別)、128GBが112,800円(税別)で、Wi-Fi+Cellularモデルが128,800円(税別)となる。キャリアモデルもほぼ同じ値段だ。

また、今回特徴的なのが、周辺機器として11,800円(税別)のスタイラスペン『Apple Pencil』と、19,800円(税別)のキーボード兼カバー『Smart Keyboard』が用意されていることだろう。

「Smart Keyboard」と「Split View」でPCに限りなく近づく

今回、この12.9インチディスプレイが搭載されたことで、iPadは確実にPCの代替に近づいて来ているだろう。

更に、『iPad Pro』の場合、ハードウェアキーボードでもある『Smart Keyoboard』が周辺機器で用意されている。

そして、iOS9で新たに搭載された『Split View』という画面分割機能があることにより、従来のマルチタスキングができないという、iPadの弱点を解消してくれているのだ。無論この『Split View』は12.9インチのディスプレイだからこそ、活きてくる機能でもある。

筆者も実際に7.9インチのiPad Air2で『Split View』を試してみたが、画面サイズが小さくマルチタスクには向かないのが正直なところだ。

『Smart Keyboard』と『Split View』によって『iPad Pro』は、ついにiOSデバイスでありながらPCに限りなく近づいたのである。

すると、様々な場面で活躍することが容易に想像できるだろう。

例えば、オフィスワークでPDF資料を見ながらの文書作成。会議資料を表示しながらの議事録作成や、ネットで情報を探しながらブログの記事を書いたり、地図を見ながらメッセージを送ったりなど、その可能性は無限に広がるだろう。

今までPCでできたことが普通にできる。それがこの『iPad Pro』の可能性の1つだろう。しかも、PCと違い軽量でもある。713gという本体重量に『Smart Keyoboard』をつけても1kgちょっとという重量である。

同サイズのMacBook Airが1.35kgであることを考えればその軽量さが分かるだろう。

もちろんクリエイティブ分野でも活躍

また、多くの方々が感じているように『Apple Pencil』の登場により、クリエイティブ分野での活躍は容易に想像できるだろう。

『Apple Pencil』は、傾き感知、筆圧感知の機能を持ったスタイラスペンだ。今までのiPadを含むタブレットで多く使われてきた静電容量方式のデメリットであった、ペン先を細くできないという問題をこの『Apple Pencil』は解消しており、まるで鉛筆のような書き心地を実現している。

このことにより、絵やイラストを描くといった分野では、間違いなく活躍することが期待されるだろう。また、イラストだけでなく写真関連での活躍も期待されている。

フォトレタッチなどといった細かい作業にもこの『Apple Pencil』は適しており、色再現が比較的悪くないこともあって、ここの分野も間違いないといえるだろう。

ただし、全体を通して唯一気になるのは、ソフトウェア側の対応がどうかという点だ。PCの代わりとして使う場合においても、クリエイティブ系で使う場合においても、自身が使おうとしている用途に合ったiOS向けアプリが用意されているかは確認が必要だ。

どうしてもApp Storeは、PCのような本格的なソフトウェアが多くはない、モバイルデバイス向けの市場なので、そこのチェックだけは忘れないように注意して欲しい。

ただ、そこさえクリアできるようであれば、この『iPad Pro』はあなたの最高の相棒になってくれるだろう。

【参考・画像】

iPad Pro – Apple

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