女性活躍推進が声高に叫ばれる今、働く現場を冷静に見てみると、ビジネス社会はまだまだ男性中心で動いていることを実感させられます。一緒に働く男性も、女性活躍推進に対し必ずしも賛成という方ばかりではないでしょう。しかし、それを男性側の問題として取り上げるのではなく、私たち女性自身がもっとのびやかに自信を持って働くために、できることから少しずつ始めることが必要なのです。
■ 過小評価をしてしまう心のカラクリ
タラ・モア著による『繊細な女性のための大胆な働き方』(※)は、まさに男社会で女性が成功するためのヒントが散りばめられた1冊です。著者は本の中で、有能な女性が控えめででしゃばらず、自分を過小評価してしまう無難思考(プレー・スモール)を脱し、大胆に行動しよう(プレー・ビッグ)と勧めています。
過小評価してしまう理由に、多くの女性が自分の中に「批評家」を抱えているからとタラ・モアは指摘しています。例えば、何か大きなチャレンジを与えられた時に、「まだ自分には無理」と感じてしまう。それが心の中の「批評家」の声だというのです。
|
|
■ 心の中の「批評家」との上手な付き合い方
本の中で、「批評家」の声を聞いた時の対処法として以下のようなことが紹介されています。
決して「批評家」を頭ごなしに否定したり対決しようするのではなく、批評家の存在を認め言い分を聞きながらも、上手に距離を取っていくという感じでしょうか。
|
|
「批評家」の声に従い、せっかくのチャンスを逃してしまってはもったいない。もっと自信を持って自分の能力を最大限に活かして! というタラ・モアの愛情が伝わってくる本です。
まわりとの調和や配慮を大切にするだけでなく「プレー・ビッグ思考」で、自分が本当にやりたいことを思い切りやってみるということが、私たち女性にも求められているのです。
[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー), 2015年11月18日]
【参考】
※ タラ・モア(2015)『繊細な女性のための 大胆な働き方 男社会でのびやかに成功する10のヒント』講談社 P36〜P38より
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 BagnaCauda Co., Ltd. / TOUCHPOINT.inc 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
子どもの事故 旅先や帰省先注意(写真:時事通信社)9
「外見とプロフ写真が違う」「話がつまらない」…「2回目のデートはない」と感じる男性、女性の特徴1位は?(写真:まいどなニュース)17