冨樫義博先生原作の大人気アニメ『HUNTER×HUNTER』。その魅力的なハンターたちの活躍や味わい深いストーリーから、幅広い世代の人気を集めました。主人公「ゴン」とその仲間の「キルア」、冒険の途中彼らの目の前に大きな壁が立ちはだかったとき、新たな師匠として彼らを支え鍛えた人物こそ、「ビスケット・クルーガー」です。弟子である「ゴン」と「キルア」に本人から呼ぶように申し出た「ビスケ」という愛称で、ファンにも親しまれています。今回は、そんな見た目は可愛らしい美少女、しかし実は驚くべき強さを秘めた「ビスケット・クルーガー」の魅力についてご紹介いたします。
【最新ランキング】もっとも可愛いアニメのマスコットキャラ TOP20!⇒ビスケット・クルーガーとは?(HUNTER×HUNTER)
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■見た目も中身(?)もキュート!
普段はロリータ服に身を包む可憐な少女のような容姿の「ビスケ」。初対面の人の前ではか弱くしおらしい態度で油断を誘う彼女ですが、「ゴン」や「キルア」たちの前では超強気。語尾も「〜だわさ」となり、やや少女らしさにかけた印象に・・・。そこが実年齢57歳の彼女の可愛らしさなのです。見た目のギャップと相まってたまりません。
二つ星の称号を持つ凄腕ハンターである「ビスケ」は念能力の使い手で、魔法美容師(マジカルエステ)でエステティシャンの「クッキィ」ちゃんを具現化します。ちなみに、ローションに変化させたオーラには若返り・美肌の効果があります(ここまで若返れるのは凄すぎます)。また、ハンターとしての彼女は宝石の収集家で、美しい宝石を求めて目を輝かせる姿は本当の少女のような可愛らしさ。しかし、実際は誰よりも強く、ゴンの最強のライバルである奇術師「ヒソカ」に対しても、乙女のような顔でゲームをクリアするための仲間に誘うのです。「ヒソカ」の前で猫をかぶりながら、彼のウソを見破っている事をゴンたちにこっそり知らせる時の不敵な笑み・・・。その可愛らしさと内に秘めた強さのバランスにドキドキなのです。
■最強の肉体
可憐な見た目としたたかな性格のみならず、戦闘能力も超一流。切った人間の髪を食べることで肉体の情報を読み取るハンター「ビノールト」と対峙した際、彼はビスケの本物の体を見抜きます。「極限をも超えた鍛錬の結晶」と感じ、武闘家としての戦いを挑んできた「ビノールト」を「ビスケ」はなんと一瞬で瀕死の状態に。3人組で襲ってきた敵の一人「バラ」との戦いでは、その真の姿を解放しました。わざと「バラ」の攻撃を受けたあとで、「思い出に一発撃たせてあげることにしてるの」という台詞とともに立ち上がり、一撃で顔面を砕くその強さたるや・・・。176センチの「バラ」の体を軽々とつまみあげる筋骨隆々なその肉体は、普段の可憐な彼女の姿からは想像しようもない逞しさ。衝撃的です。
■ゴンとキルアとの関係
「ゴン」と「キルア」の仲を引っかき回す目的で後をついてきた「ビスケ」でしたが、経験不足ゆえに自らの才能を生かしきれずにいる彼らに業を煮やし、半ば強制的に二人の念能力のコーチを始めます。固い意志を持つ「ゴン」をダイヤモンドに、危うい強さを秘める「キルア」をサファイアに喩える「ビスケ」から、原石に喩えた二人の才能を磨くという強い愛情を感じます。文句を言いながらも切磋琢磨しつつ「ビスケ」に与えられた修行をこなし着実に成長していく「ゴン」と「キルア」。厳しいながらもお茶目で表情豊かな少女のような「ビスケ」。まるで仲良し3人組のように、喧嘩したり一緒にはしゃぐ姿はとても微笑ましいです。
時には拗ねたり、少年である二人と同じ目線で、時には二人よりも子供っぽい熟練ハンター「ビスケット・クルーガー」。少女のような愛くるしさと強さを兼ね備えた彼女には、老若男女問わず憧れるファンも多いのではないでしょうか?
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★記者:柏木いつは(キャラペディア公式ライター)