ビールを片手にテレビの前にスタンバイし、スポーツ中継が始まるのを待つ。
そして中継が始まると、ビールを喉に流し込みながらごひいきのチームや選手を応援するのだが、何かが足りない。
そうだ、一緒に観戦する熱い仲間だ。
そこで、ライバルチームを応援しているあいつと一緒に楽しもうと思い付く。なーに、遠くにいたって、一緒に盛り上がれるのさ。
『CAST』があれば、あいつが悔しがっている様子も、試合の中継と同時にテレビに映し出されるからね。
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……ということを実現できるライブストリームホームエンターテインメントハブなるデバイスが登場した。
様々なデバイスをテレビと接続するハブ
『CAST』は世界初の双方向ソーシャルTVだそうだ。
テレビを中心的なインターフェイスとして、スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスを接続し、また、家族や友人も接続するライブストリームホームエンターテインメントハブなるデバイスである。
ちょっと分かり難い概念のデバイスだが、それこそ新しさの証かもしれない。
しかし『CAST』のおもしろさは、クラウドファンディングの『Kickstarter』に登場するやいなや、すぐに多くの人たちに理解され、支持を得た。
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本稿執筆時点で52日のキャンペーン期間を残しながら、既に目標額の2倍以上の資金調達に成功している。
『CAST』にはいろいろな楽しみ方があるが、最も分かり易いのが、離ればなれの家族や友人達と同時に同じコンテンツを見る事ができるというものだ。
例えば、『Netflix』からストリーミング配信されるコンテンツを、別々の部屋に居る家族が様々なデバイスを使って同時に見る事ができる。
『CAST』は3つの装置で構成されている。
CAST box、カメラ、HDMI stickだ。これらの装置によって、様々なデバイスがワイヤレスで接続される。
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そのため、ユーザーは見たいコンテンツを、リビングのテレビでも書斎のパソコンでも、テラスのタブレットやスマートフォンでも楽しむことができる。
離れた友人をデジタルソファに招こう
また、『CAST』は離れた友人達とも同時にコンテンツを共有できるだけでなく、コンテンツが表示されている同じ画面上にお互いの様子やメッセージを映し出すことができる。
例えば、冒頭で再現したように、同じサッカーの試合を見ながら、お互いの応援している様子や悔しがっている姿を見ることができるのだ。
『CAST』の開発側はこのような状態を、離れた人同士が“デジタルソファ”で一緒にコンテンツを楽しむと表現している。
そしてスマートフォンを使えば、膨大なコンテンツをテレビに映したり，友人を招くことが簡単な操作で実現する。
また、コンテンツを楽しみながら、スマートフォンでチャットを行う事も可能だ。
『CAST』は、テレビの楽しみ方を一気に拡張してくれるデバイスとして期待できそうだ。
【参考・画像】
※ CAST: The world’s first interactive social TV by CASTbyGENII – Kickstarter
※ WOW ! CAST by GENII … support us on KICKSTARTER !
【動画】
※ CAST BY GENII – Kickstarter video – YouTube
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