置くだけでスマートフォンの充電が出来る画期的なシステムとして、多くの期待を集めている“ワイヤレス充電”というシステム。
2010年代より製品の発売が開始され、Androidユーザーを中心にこの充電方法を使う人が増えているが、シェア率が高い『iPhone』シリーズが規格の問題などで採用を見送り続けているため、なかなか普及が進まないという難しい状態となっている。
しかし最近、パソコンの周辺機器などで有名な『サンワサプライ』が『iPhone6s/6』でも使える“Qi・PMA規格対応のワイヤレス充電システム”を発売した。
簡単操作で楽々充電
そのアイテムは『WIR-047B』というシリーズで、ワイヤレス充電が可能になるスマホケース『WIR-047B』と、Qi充電パッドがセットになった『WIR-047BSET』の2タイプが発売されている。
これまでは、ケースに挟む『チャージングレシーバー』や『対応ケース』を使えば『iPhone』シリーズでもワイヤレス充電に対応させる事ができたが、海外メーカーで扱いにくいものが多かったため、知識が無いと導入が難しいというデメリットがあった。
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しかし『サンワサプライ』のような国内メーカーのアイテムであれば、導入に踏み切れていないという人のイメージも変わってくるかもしれない。
使用方法は非常に簡単で、ケースを付けて、パッドに充電プラグを挿し、上に置くだけ。
静音設計となっているため動作音は非常に静かで、同期などを行う時はレシーバー部分のみを外すことも可能となっている。
また、パッド部分のLEDライトは充電状態を一目で確認することができるので、使いやすさも機能性も高いとアイテムと言えるだろう。
「ワイヤレス充電」の盛り返しに期待
『ワイヤレス充電』を導入することで簡単に充電できること以外にも多くのメリットが期待できる。
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専用のケーブルで充電する場合、本体のコネクタ部分を痛めてしまえば通電自体が出来なくなることがあり、最悪の場合スマホの修理や買い替えが必要になることもあった。
しかしワイヤレスであればコネクタが痛むこともないので、そのようなトラブルの可能性を減らすことが期待できる。
だが、ワイヤレス充電システムの組み合わせによっては、バッテリーの発熱や充電の遅さなどが目立つことがあり、そういった点を解消していくことが普及への一番の近道となっていくだろう。
さらには、次の『iPhone』でワイヤレス充電機能が搭載されるとの噂もあるので“ワイヤレス充電システム”の今後の動向にも注目したいところだ。
【参考・画像】
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※ iPhone 6s/6を置くだけで充電できるQi・PMA対応専用ケース&Qi対応充電パッドを11月12日発売 – PR TIMES