11月8日に閉幕した東京モーターショー2015だが、今回トヨタのテーマは「WHAT WOWS YOU? あなたの心を動かすものは何ですか?」。
WOWとは、海外の映画やドラマなどでよく耳にする「ウァウ!」……つまり感動。「こころを動かすクルマつくりを目指す」という意味なのだろう。
そんなトヨタの総帥、豊田章男社長と、ご存じアメリカ大リーグ『マイアミ・マリーンズ』に所属するイチロー選手の豪華対談が実現!
現在、トヨタの公式サイトなどで公開されている。
世界を代表する豪華対談が実現
今回の対談は、10月28日に行われた東京モーターショー2015のトヨタ・プレスカンファレンスにイチロー選手がゲスト出演したことから実現したもの。
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対談は、全42分55秒に及ぶ長いものを、様々なテーマにより10セクションに分けて収録(当記事のトップにある動画はそのフルバージョン)。特に、今回はトヨタのクルマ作りにとって大きな転換となる、
『TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)』
を新型プリウスから導入したという節目の時。話題は、主に
「いかに今までの実績を活かしながら、よりよい方向へ変わっていくか? 」
等について熱いトークを展開。メジャーリーガーとして多くの実績を積んできたイチロー選手と、老舗カーメーカーであるトヨタのトップとなり実績を伸ばした豊田氏。仕事や立場は違えど、方やファン、方やユーザーにいかに「感動を与えるか?」は同じ。そのために、「今までどう考え、どう行動したか? 」などについてそれぞれ語っている。
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といっても、堅苦しい話ばかりではない。今年、イチローが初めて公式戦で「ピッチャーマウンド」に立った時のエピソードや、豊田氏がやっていたグランドホッケーの話など、クルマ以外の話も盛りだくさんだ。
オススメパートはこちら
筆者的に興味深かったのは、
『ICHIRO×AKIO TOYODA #4「変えること/変えないこと」 – YouTube』
『ICHIRO×AKIO TOYODA #5「ピンチとチャンス」 – YouTube』
の2話。
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#4は、“人の期待に応える立場”のイチローが、ある時から人の評判を気にせず“自分の好きにやる”ように変わった時のエピソードを紹介。
“結果を残す”ことで、常に第一線で活躍し続けるアスリートの考え方の変化が非常に面白かった。
また、#5では、イチロー選手から豊田氏は「ピンチの時にそのど真ん中に突っ込んでいく」ように見えるという。が、それが結果的に「ピンチをチャンスに変える」ことに繋がっているようだが、「なぜど真ん中に突っ込むのか? 」について質問。
それに対し、豊田氏はスポーツで培った経験が活きていると言及。“世界のトヨタ”のトップが語った意外な答えについては、ぜひ動画をご覧あれ。
前述の通り、対談は40分以上に及ぶが、長さをあまり感じさせないほど興味深い。
ちなみに番外編では、2020年の“東京五輪”について豊田氏が語るバージョンもある。
お時間がある方は、ご覧になってみてはいかがだろうか。
【参考・画像】
※ ICHIRO×AKIO TOYODA シリーズ対談公開 – TOYOTA Global Newsroom
※ TOYOTA、米国ラスベガスで新型プリウスを初披露 – TOYOTA Global Newsroom