今年の夏に放送された『Charlotte』。ファン待望のKey作品オリジナルアニメーション第二弾です。思春期の少年少女達が不完全な特殊能力を発症してしまう世界(不完全ということがポイント)。本作の主人公である「乙坂有宇(おとさかゆう)」は、視界に入った他人の体を5秒間だけ乗っ取ることができるという能力を持っています。有宇はこの能力を悪用し、思わずセコい!と言いたくなる行動に・・・。良いところ、最低なところを含め、今回は、そんな「乙坂有宇」の魅力についてご紹介させて頂きます。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■小さい性格すぎて思わず笑える
有宇が他人の体を乗っ取り、しでかしたことはなんとカンニング・・・。常にトップの成績を出し、周りにちやほやされる事に喜ぶ有宇を見ていると、思わず「小さい人間だな・・・」と思ってしまいます。学園のマドンナを口説こうとする理由も、周りにちやほやされたいがため。友利に見事に見破られてしまい、粛清されます(視聴者はスカッとする場面です)。ここから心を入れ替え、徐々に主人公らしくなっていくのですが、前半では“良いとこなしのダメ主人公”という印象を持っている方が多いかもしれません。
■実はかなりのシスコン
有宇には歩未という妹がいます(ちなみに歩未は滅茶苦茶可愛いです)。有宇は歩未に頭が上がらず、作ってくれる料理に文句はあるものの、何だかんだ言いつつも完食します。歩未が体調を崩した際にはしっかりと看病。歩未が特殊能力を発症した際に死亡してしまい自暴自棄になる姿を見ても、妹の事をとても大切にしているのが伝わってきます(歩未のような妹が現実にいたら誰でもシスコンになってしまうと思いますが・・・)。
■いつの間にか立派な主人公に!
前半の腹黒い姿が印象に残り、本当に有宇は主人公なのだろうか?と疑いたくもなりますが、友利達と出会い、兄である「隼翼(しゅんすけ)」と再会。徐々に頼もしい主人公へと成長していきます。初期装備で『略奪』というチートじみた能力を兼ね備えている事も判明し、どんどん格好よくなっていく「乙坂有宇」。容姿端麗で性格も改善され、最強能力も持っている、いつの間にやら“完璧超人”になっています。さすがKeyさんと唸らせてくれるストーリー展開。友利との恋愛展開には思わず舌打ちしたくなりましたが、あのダメ人間だった有宇がここまで成長したかと親心のような気分すら芽生えます。
片目と記憶を失いながらも、最後は主人公としての役目をしっかりと果たした「乙坂有宇」。作品を観終わる頃には、きっと彼の事を好きになっていること間違いなしです。
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★記者:YOU(キャラペディア公式ライター)