【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第2話(前半)「殴りますよ?」

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2015年11月22日 11:30  キャラペディア

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【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]

■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。


●第2話(前半)「殴りますよ?」


藤沢「それから・・・」

山田「えーまだあるんですか?」

藤沢「じゃあ先生は自分が大人としてしっかりしていると?」

山田「そうは思いませんけど」

藤沢「僕から言わせてもらえるならば、先生は作家としては偉大かもしれませんが、人としては最低のレベルだと思っています」

山田「はっきり言うなぁ」

藤沢「仮にも自分の取引先の担当者と会う時に上下スウェットの人間がまともだとは思えません」

山田「いいじゃないですか、自分の部屋なんですから」

藤沢「先生はもう少し周りの目というのを気にしてください」

山田「そういわれましても」

藤沢「あなたは今、若者に絶大な人気の純愛小説家『唯ヶ浜栞』なんです」

山田「はい」

藤沢「世間では女心の代弁者とまで言われているんですよ?」

山田「そんな自覚はないんですが」

藤沢「先生が自覚が無くても世間はそう思っているんです。世間では『唯ヶ浜栞』という人間は恋愛小説の主人公のような可憐なイメージがついてしまっているんですよ」

山田「はぁ」

藤沢「それが実際あってみたらこんなずぼらでだらしないスウェット女だったらファンはどう思いますか?」

山田「どう・・・といわれましても」

藤沢「では仮に先生はミステリー作家の蘭崎先生にどういうイメージをお持ちですか?」

山田「そ、それは・・・頭が良くて何でもそつなくこなす仕事の出来る人かなぁ」

藤沢「それが実際に会ってみたら髪ぼさぼさで上下スウェットの人だったら?」

山田「それは幻滅ですね」

藤沢「それがあなたなんですよ」

山田「それはまずいですね」

藤沢「だいたいなんで『唯ヶ浜栞』なんてさわやかなペンネームつけたんですか?本名は山田典子じゃないですか」

山田「そ、それは前の担当の方が純愛小説作家なら名前もそれっぽいのがいいって言うから」

藤沢「ならば人前ではペンネームのような人間になってくださいよ」

山田「うー」

藤沢「話しがだいぶそれてしまいましたが、なんで僕の前ではそんなにだらしないんですか?出会った当初はもう少ししっかりしていたように見えましたが」

山田「なんというか・・・そんなに毎回気を張ってられないというか・・・面倒というか」

藤沢「殴りますよ?」

山田「だ、だってそんな身だしなみに時間を使うくらいなら自分の小説がよりよくなるように使いたいじゃないですか」

藤沢「まったく・・・良い様に理由を見つけて」

山田「いやぁ、それほどでも」


【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]第2話(後半)へ続く


●出演キャラクター

藤沢樹(ふじさわいつき)26歳:編集者
山田典子(やまだのりこ)29歳:作家

●声優および制作クリエイター

シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:柊唯也
女性声優:加藤みずき

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

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