装着型ロボットのアシストスーツが、林業の現場を近未来的に

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2015年11月23日 11:30  FUTURUS

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これで山の斜面もらーくらく。

林業従事者にとってきついのは、山の斜面を登ったり降りたりすることだ。実際、作業の大半は、山林の中を歩き回ることに費やされるという。

そうなると、高齢化する林業従事者や経験の浅い就労者の負担を軽減するためには、この山の斜面での移動を楽にしてあげる必要がある。

そこで住友林業は、2017年末を目処に、林業従事者たちが山の斜面を移動する負担を軽減することができる、『林業用アシストスーツ』の実用化を目指すことを発表した。

『林業用アシストスーツ』は、体に装着するタイプのロボットのことだ。

アシストスーツでパワーバリアフリーを実現する

『林業用アシストスーツ』は、まずは斜面を直登する技術の確立から目指されることになり、これが15年度末までの目標となる。

この目標をクリアした後、段階的により複雑な斜面での歩行をアシストできるように改良されていくことになる。

現在『林業用アシストスーツ』の重量は15キロであるため重いように感じるが、装置は足の裏まで回り込んで人を乗せている様な状態になっているため、実際には装置自体の重量は装着者の負担にはならないようにできている。


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『林業用アシストスーツ』の開発には、アクティブリンクと国立研究開発法人森林総合研究所、そして奈良先端科学技術大学院大学がコンソーシアムを設立して協力しあっている。

試作機の開発にあたったアクティブリンクはパナソニックグループで、試作機などの開発・コンサルティングを行っている企業だ。同社は、パワーアシスト技術による“パワーバリアフリー社会の実現”を目指している。

同社が開発するアシストスーツは、体に装着するロボットで、体幹の動きをセンサーがキャッチし、人の動作をアシストするように各部のモーターが作動する仕組みになっている。

『林業用アシストスーツ』は歩行をアシストするタイプだが、他にも重い物を持ち上げる動作をアシストするタイプなどもあり、普及が見込まれる業界は物流、製造、建設、土木、介護などと広まっていくだろう。

林業の現場がSFチックになる日

住友林業が『林業用アシストスーツ』の実用化を目指すことが17日に日刊工業新聞で発表されると、株式市場ではそれが好感され、同社の株に買いが入った。

前日16日の終値は1,618円と前々日より下がっていたが、17日の終値は1,661円に上がっている。

林業従事者の負担を軽減する技術導入はマーケットでも注目された様だ。

ただ、実際の山の斜面は複雑な地形であることが多く、また倒木などの障害物も乗り越えなければならないといった、高度な動きもしなければならないため、アシストスーツに求められる性能要求は高くなる。

しかし、実用化されれば、山林の中をアシストスーツを装着した人たちが、モーターの音を立てながら動き回っているといった光景が見られるようになるのだろう。

そうなると、林業の現場がなんだかとてもSFチックになるような気がする。

【参考・画像】

※ 住友林業、「林業用アシストスーツ」実用化へ?山中斜面の歩行を支援 | ロボット ニュース – 日刊工業新聞 電子版

※ 「アシストスーツ AWN-03」を発売〜重量物の上げ下ろし動作時の身体負担を軽減 – Panasonic Newsroom Japan

※ Muskoka Stock Photos / Shutterstock

【動画】

※ パワーバリアレス社会への挑戦 – YouTube

このニュースに関するつぶやき

  • 林業に限らずパワーアシストフレーム(スーツ)は介護や医療の現場や工事現場、農業とかで使われていくだろう...海外では軍事方面が一番研究が進んでいるが、日本はその開発環境も普及も特殊だからなぁ
    • イイネ!1
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