最近は3Dプリンターで造られたアイテムを持っていたり、本体を持っている人も増えているが、“3Dプリンターのユーザーだからこそ解る悩み”というのも多く存在する。
コスト面やサポート面が不安定という点はよく挙げられているが、意外と多く聞かれるのが“完成後にオブジェクトが接地部分にくっつきやすい”という事。
3Dプリンターは、トレイの部分に素材が積層されていくが、オブジェクトを取り出すという作業は簡単ではなく、トレイ部分を綺麗に保てていないと、素材がくっついて変形や破損に繋がってしまう事があるという。
純正のプレートがダメなら汎用品を使ってみよう
しかし、そんな悩みを解決するためにあるアイテムが海外で開発されたようだ。
それは『FLEKS3D』という3Dプリンタ専用の後付トレイで、現在クラウドファンディングサイトの『Kickstarter』で出資を募っている。
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この『FLEKS3D』は、以前プロトタイプの段階でクラウドファンディングサイトにて発表されているが、今回は対応機種を大幅に増加させ改良にも成功しているという。
使い方は非常に簡単で、3Dプリンターのプレートの上に『FLEKS3D』を乗せるだけ。
オブジェクトが完成したら、取り出して『FLEKS3D』を曲げたりするだけで綺麗にはがれてしまうので、冷却したりはがしを使うなどの手間を省くことができる。
3Dプリンターのカスタムパーツが増えていくかも
これまで、3Dプリンターはどの部分もカスタムせずに、純正のままで使われることが多かった。
しかし、この『FLEKS3D』のように、部分ごとのカスタムができるパーツが多く発売されていけば「●●の部分が使いにくい」というユーザーの不満などを減らすことができるかもしれない。
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『FLEKS3D』は、現在目標額の200%以上の出資を得ており、正式に製品化される日は近いと考えられる。
将来的に3Dプリンターはさらに普及していきそうなので、本体だけではなく汎用パーツというカテゴリにも注目していきたいところだ。
【参考・画像】
※ FLEKS3D makes your 3D printer BETTER – Kickstarter
【動画】
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※ FLEKS3D new KickStarter video – www.fleks3d.com – YouTube