もしかしたら「これで十分」という人は多いかもしれない。
アメリカのウォルマートで、わずか9.82ドル(約1,200円)というスマートフォンが売られているのだ。
イマのスマホは“オーバースペック”でうんざり、という人にとっては願ってもない端末だろう。
必ずしも最先端機能は必要でない
『TracFone LG Prepaid Lucky LG16 Smartphone』というこのスマートフォン、Tracfoneというキャリアを使う。
どうも3Gしか使えないようだ。1.2GHzデュアルコアプロセッサーを搭載し、4GBのマイクロSDカードが同梱される。
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タッチスクリーンのサイズは3.8インチ。3メガピクセルのカメラを持ち、動画の撮影もできる。連続通話時間は最大7.3時間、待受時間は最大9.9日だという。
OSはAndroid4.4(KitKat)を使用する。Wi-Fi、Bluetoothにも対応し、MP3プレーヤー機能も搭載し、近接センサーも搭載している。
それにしても9.82ドルというのは、タクシーをちょっと我慢すれば買えてしまうくらいの価格だ。ガラケーと比べても安い。それでスマートフォンが手に入ってしまうのである。
ガラケー時代にも、機能を絞った『らくらくフォン』的なものがヒットしたこともあった。最新の高級機種は機能も豊富で便利だが、スマートフォンを使っているすべてのひとに、かならずしもその最先端機能が必要なわけではないだろう。
実際、メールやメッセージ、主要SNSにインターネットブラウザ、そしてYouTubeあたりの主要なアプリが使えればそれで十分という人は多いのではないだろうか。
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案外これからは、こういった安価なスマートフォンが一定のシェアを持つようになっていくのかもしれない。
【参考・画像】
※ TracFone LG Prepaid Lucky LG16 Smartphone – Walmart
※ Kues / Shutterstock