iPhone 6s/6s Plusで登場した新機能『3D Touch』の使い心地はいかがだろうか? メールを読むことが快適になったという方もいれば、ブラウジングが早くなったという方もいるだろう。
色々と便利に使える『3D Touch』だが、現状で満足いっているだろうか。もしかしたら「こんなもんか」とため息をついたユーザーもいるかもしれない。
そんな「ちょっと物足りないなと」感じる方に、朗報ともいえる研究が発表された。
指の角度まで感知する技術
『3D Touch』を進化させたように見えるクリス・ハリソン氏が開発した技術は、指の複雑な動きを感知してタッチスクリーンに反映させる感知技術だ。
Appleの『3D Touch』は、指を押す動作を感知するというシステムであるが、クリス氏の研究は指の傾斜やひねりをも感知するアルゴリズムである。
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デモンストレーションである動画『Qeexo’s FingerAngle – YouTube』では、iPhoneやApple Watchで操作する様子が収められている。
指の角度まで感知することによって、少ないタッチ面積でより細かい動作が可能となる。
『Apple Watch』などの、スクリーンの小さいスマートウォッチにおける盤面上での動作などに向いていると言えるだろう。
また、追加のハードウェアやセンサーを必要としないのもウリの一つだ。現在はこのソリューションを用いてユーザー調査を行い、ブラッシュアップを図っている段階のようだ。
直感的な操作を必要とする、地図やゲームといったアプリメーカーと組むことができれば、スマートフォンの動作はより快適になっていくことだろう。
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今後の同社の動きには注目をしたいところである。
【参考・画像】
※ Estimating 3D Finger Angle on Commodity Touchscreens – CHRIS HARRISON
【動画】
※ Qeexo’s FingerAngle – YouTube
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