一般的にドローンといったら、4枚ローターのマルチコプターを思い浮かべてしまいがち。
安定性が高く小回りもきいてコントロールしやすい、ある程度のペイロードも見込めるからカメラ&ジンバルといった機器も装備しやすい。ある意味、完成の域に達したレイアウトだ。
しかし、マルチコプターなドローンは、航続距離が短いといったデメリットがある。全方位に動かすことを目的としているため、空力特性が悪いエクステリアとなっている。
対して昨今注目されているのが、固定翼機のドローンだ。空力特性に優れ、長距離を高速に移動させるのに適した形状となっている。
しかし、こちらは従来のラジコン飛行機のように操作性がピーキー。高い操縦技術を持つ人でなければまず扱えない。
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そこで、操作性にも優れ、航続距離も期待できる、両者の利点を取り入れた垂直離着陸機のVTOLドローンのスタイルを考えようとしている人たちがいる。
新たなドローンのスタイルを
3Dデジタルデザインや、デジタルモックアップのためのソフトウェアを手がける、ダッソー・システムズの社員が中心となって立ち上げたプロジェクトの名前は『VTol Flying Wing project』。
3DEXPERIENCE Labが作り上げた『3DEXPERIENCE Platform』という開発プラットフォームにおいて、機体のデザインから機械設計、空力シミュレーションまでを一括して、クラウド上で開発を進めている。
3DEXPERIENCE Labは、オープン・イノベーション・ラボと、スタートアップのアクセラレーター・プログラムの総称で、有望なアイディエーション、IoT、ファブラボの活動などを支援する。
期間は1〜2年となるが、製品やプロセスの最適化や、検証のためのサポートとしてダッソー・システムズの技術力が利用できるメリットは大きい。
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『VTol Flying Wing project』は現時点で第1、第2のプロトタイプ開発に成功。
更に、第3のプロトタイプ作成のための開発者を募るために、それまでのデータをオープンソース化し、オープンなプロジェクトとして運営している。
もしあなたが、新たなドローンのスタイルに興味を持っているのであればJOINしてはどうだろうか。
【参考・画像】
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