
2015年12月1日(火)から25日(金)まで、横浜・山手で開催される「山手西洋館 世界のクリスマス2015」は、今年で16回目となる人気のイベント。横浜港の貿易協力港であるメルボルン港のあるオーストラリアや、横浜市の姉妹都市がある国など、横浜と縁の深い7か国のクリスマスデコレーションを見ることができるとか。
例えば、石川町の「外交官の家」と元町公園にほど近い「ベーリック・ホール」では、横浜市と姉妹都市になって50周年を迎えたウクライナのオデッサ市とカナダのバンクーバー市の、それぞれにちなんだデコレーションを見ることができる。
「外交官の家」では、ウクライナのクリスマスの様子を再現。1月7日にクリスマスが行われるウクライナでは、6日の夜に家族全員で「聖なる夕食」をいただくのが特徴だそう「ベーリック・ホール」では、カナダのウッドを使ってナチュラルなカナディアンスタイルのクリスマスを表現。

また、女心をくすぐられそうな華やかなデコレーションも。「ベーリック・ホール」から徒歩1分の「エリスマン邸」では、設計者の出身地・オーストリアにちなんだ展示を用意。ハプスブルグ帝国の女帝マリア・テレジアや、その娘マリー・アントワネットなどをイメージしたもので、スパイス装飾とブリオンという金銀ワイヤーの工芸品のきらびやかな花をちりばめた装飾が印象的。
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一方、「外交官の家」からすぐの「ブラフ18番館」では、フランスの家庭のクリスマスを再現。部屋に合わせてシーンを想定して飾ったデコレーションは、ホームパーティの参考にもなりそう。
「ダイニングではクリスマスの食事を、リビングでは食後にお酒を楽しむテーブルを、サロンではティータイムをイメージしています。アイスブルーやアイスピンクなどの色を取り入れることで、パリのシックなインテリアを表現しました」と、広報担当の降旗さん。

「山手234番館」は、昨年度の来館者リクエストで第1位だったドイツのクリスマスを展開。約170もの国家資格があるドイツの中で、テーブルウェアやカトラリーをつくるマイスターファミリーを想定したコーディネイトは、最高のテーブルで迎える、家族で過ごす12月24日の風景。
「このほか、港の見える丘に近い『横浜市イギリス館』では、英国・コッツウォルズ地方の童話に出てくるような素朴なクリスマスを、そこから徒歩1分の『山手111番館』では先住民のアボリジニが薬草として使ってきたワイルドフラワーをふんだんに使い、南半球の夏のクリスマスを演出しています。それぞれに個性的なデコレーションをお楽しみください」(同)

各西洋館では31日(木)まで、16時30分から23時までイルミネーションも行っているそう。
「19日(土)には、『山手イタリア山庭園』で、日没から19時まで行う『キャンドルガーデン』の様子もご覧いただけます。約2000灯のキャンドルが灯った光景はクリスマスらしいロマンティックさで、コーラスのコンサートも予定しています」(同)
さらに、「イギリス館」の『歌のレストラン 3 〜クリスマスメニュー〜』を含めたオペラコンサート(12月24日<木>14時から)をはじめ、各館でイベントが盛りだくさん。山手の丘をぐるりと巡って、世界のクリスマスを体感して。
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