恐怖の火炎放射ドローン登場 「病めるアメリカ」の象徴か

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2015年12月17日 21:10  FUTURUS

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以前FUTURUSで、拳銃搭載のドローンについての記事が配信された。

これは筆者の手がけたものではないのだが、いや、そうであるがゆえ、筆者はこの記事に釘付けになった。この分だと、今度は機関銃でも取り付けるのではと思ったからだ。

この武装ドローンに積まれていたのは、22口径の拳銃だ。正直、22口径というのは銃としては最小クラスである。だから、これはあくまでもプロトタイプで、本当はもっと強力な銃を積んだドローンを発明しているのではと筆者は考えていた。

そしてそれは、半分正解だった。

拳銃搭載ドローンは、アメリカ・コネチカット州に住む19歳の若き発明家により作られた。そして彼は、何と火炎放射器搭載のドローンも作っていたのだ。

七面鳥を黒焦げに

まずはこの動画をご覧いただきたい。クリスマス休暇向けに七面鳥を焼いている、という名目で撮影されたというものだ。


動画を別画面で再生する

空中を浮かぶドローンから、物凄い勢いで炎が飛び出している。これは紛れもなく火炎放射器だ。数メートル先にある七面鳥を調理しているが、あまりの火力に肉が黒焦げになっている。

当然ながら、このドローンはとても調理器具と言える代物ではない。どこからどう見ても対人用兵器である。

このような恐ろしいものを、一民間人が作っているという事実。これが“テロとの戦い”を掲げるアメリカを大いに揺るがしているのだ。

「明るい近未来」はどこにある

先月発生したフランスのパリ同時多発テロ以降、世界の警察当局は、より一層の治安維持強化を行なうようになった。

先日、我が国日本で施行された改正航空法も、そうしたテロ対策意識の高まりと決して無縁ではない。

その最中に現れた“火炎放射ドローン”は、我々の生活を脅かす可能性も含んでいる。ISの構成員がこのドローンと同じものを作り、大都市の繁華街を火炎地獄にするということも充分考えられる。

そうなる前に、我々一般人に何ができるのだろうか。

“明るい近未来”の到来は、ごく普通の日常を生きる市民の心構えに左右されるのだ。

【参考・動画】

※ Guns.com

※ Roasting the Holiday Turkey – YouTube

【画像】

※ Valery Sidelnykov / Shutterstock

このニュースに関するつぶやき

  • 兵器の開発ってのは、血を吐きながら続ける悲しいマラソンなんだね。
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