1型糖尿病患者さんで構成されたバンド「1-GATA」がクリスマスライブを開催!

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2015年12月22日 14:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

年齢や性別、生活習慣も関係なく発症する1型糖尿病く

1-GATA吉田敬さん(キーボード)、中新井美波さん(ヴォーカル)、山川浩正さん(ベース)

 全員が1型糖尿病患者さんで構成されたバンド「1-GATA」を招いてのクリスマスライブイベントが、都内の丸の内MY PLAZAにて開催されました(主催:ノボ ノルディスク ファーマ株式会社)。通りにはイルミネーション、会場内には高さ約9メートルものクリスマスツリーと、華やかな雰囲気のなか、ライブがスタート。1-GATAは、ヴォーカルで作詞家の中新井美波さん、『風になりたい』などのヒット曲で有名な元THE BOOMのベーシスト山川浩正さん、キーボーディストで作曲家の吉田敬さんの3人で構成されたバンド。

 ライブでは「サンタが町にやってくる」「赤鼻のトナカイ」といった定番のクリスマスソングに加え、オリジナル曲の「Hello!Hello!」、新曲の「冬は白」を披露。手拍子が沸き起こり、盛り上がりをみせました。ライブ後のトークセッションでは、『1型糖尿病があっても何でもできる』という想いから活動をはじめた結成の経緯やバンド名の由来をリーダーの山川さんが語り、司会のエアロビック競技2015年度日本代表 大村詠一さんも「病気になると夢をあきらめがちになってしまうこともあるけれど、病気をきっかけに結成されたバンドがこうして活躍してくれることは、同じ病気をもつ患者としてすごく嬉しい」とコメントしました。

1型糖尿病の人もそうでない人も元気になって、そばに寄り添うような歌を届けたい

 続いて行われた、HECサイエンスクリニックの平尾紘一先生による、1型糖尿病についてのミニセミナーの後、大村さんと1-GATAメンバーが発症当時の様子を振り返り、急激にやせる、トイレに頻繁に行く、のどが異常に渇くといった症状や、どのように1型糖尿病をコントロールしているかについて語りました。吉田さん、中新井さん、大村さんは小学生の時に発症しましたが、山川さんは昨年48歳で発症。昔は子供の病気と言われていましたが、1型糖尿病は年齢や性別、生活習慣も関係なく発症することを知ってほしいと言います。

 ヴォーカルの中新井さんは「私たちが歌うことで、1型糖尿病の方もそうでない方も元気になってほしい。支えてくれる仲間に“ありがとう”という気持ちで聴いてくれたら」と、ファーストシングルの『キミ』を最後に披露。伸びやかな歌声とともに、前向きに糖尿病と向き合い、それぞれの人生の目標に向けてなんでも挑戦できるというメッセージが強く伝わってくるライブに、会場からはいつまでも盛大な拍手が鳴りやみませんでした。(QLife編集部)

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