クリスマスイブに販売再開!ごはんのおとも「ゆかり」のペン型が品切れ、何故人気沸騰したのか

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2015年12月23日 18:00  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

我が家にもある、国民的ふりかけの『ゆかり』。三島食品のロングセラーだ。

このゆかりを、いつでもどこでもご飯に振りかけたい。そんな思いに答えた商品が『ゆかり ペンスタイル』。

さりげなく胸ポケットに指してあったペンを取り出し、キャップを外してペン先をご飯の上で振ると、『ゆかり』がさらさらと出てくるというわけ。

この、シンプル過ぎる発想と形状・機能の商品だが、現在品切れになっている。

テレビとネットのニュースサイトをきっかけに火が付いたらしい。なんと半日で1ヶ月分を売り上げてしまうほどの人気商品になった。

1本500円だから、性能(?)からすれば決して安くはないように思えるが、現在同社サイトやFacebookを見ると、明日12月24日の12時以降にならないと販売の再開ができないという。

いったい、どんな商品なのか。

ペン型の容器にふりかけを入れただけ

『ゆかり』を知っている人は多いと思うが、『ゆかり ペンスタイル』は知らなかった、という人が多いのではないだろうか。

それもそのはずで、どこにでも売っているわけではなく、銀座にある広島県のアンテナショップと同県内の道の駅『舞ロードIC千代田』でしか販売されていなかったからだ。

他には同社のネットショップ上で販売している。

『ゆかり ペンスタイル』はシンプル過ぎる商品で、『ゆかり』を長さ14センチで直径1.5センチのペン型の容器に入れただけの商品だ。ただし、ペン先に穴が空いているので、ペン先をご飯の上で振れば、何処でも使える携帯性の高いふりかけ容器になっている。

しかし、容量は6グラムなので、たくさん使う人であればすぐに補充が必要な量かもしれない。

そんな地味でシンプルな商品だが、発売されたのは昨年の11月だった。

当初は工場の空きスペースで手作業で生産していたため、1日に100個程度を作っていただけだったが、Facebookで紹介したところ、ネット上で拡散されるほどの人気となった。

それで生産量を上げるために自動化を進め、現在では1日に800個程度生産できるという。

しかし、すぐに品切れになってしまう。

何がヒットするか分からない

そもそも同社は『ゆかり ペンスタイル』をヒット狙いで開発したわけではなかった。

単に、同社社長が毎日使うため、持ち歩けるようにと試作したものらしい。

丁度良い具合に、同社にはお茶屋さんが、粉末茶を持ち歩くために開発した容器があった。それに『ゆかり』を入れてみたということだ。

ところが社長がクラブで焼酎を飲むときに『ゆかり ペンスタイル』を使って、焼酎に『ゆかり』を振りかけているのを見たクラブの人達が欲しがり、商品化することになったという。

それで、手作業で細々と生産を始めたのだがテレビやネットで取り上げられると、いきなり爆売れしてしまい、ネットショップでは注文を締め切らねばならない事態になってしまった。

世の中、何がヒットするかわからない。大金を費やして企画・開発しても、全く市場が反応しないことも多いのだ。

しかし、テキトー(失礼)に生み出された商品が、消費者に大受けしてしまうこともあるのだ。

ただ、テキトーとは言っても、きっかけは社長が必要としていたのだから、無理矢理捻り出したアイディアではない。

この辺りに、ヒット商品の生まれるヒントがあるかもしれない。

【参考・画像】

※ 今朝のNHKおはよう日本をご覧になられましたか?… – ゆかり(R) 三島食品(Mishima Foods Co., Ltd.)

※ 三島の通販で「ゆかりRペンスタイル」のご注文をたくさんいただきましてありがとうございます。半日で一… – ゆかり(R) 三島食品(Mishima Foods Co., Ltd.)

※ 「ゆかりRペンスタイル」情報… – ゆかり(R) 三島食品(Mishima Foods Co., Ltd.)

※ ささざわ / PIXTA

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  • 早々に特許申請しないとバカな隣国がすぐ真似すると思う。
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