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ジャニーズの一年を総括するコンサート『ジャニーズカウントダウン 2015-2016』(通称:カウコン)の開催が、いよいよ迫ってきた。
(関連:嵐、なぜ6年ぶりの『カウコン』司会に? 期待される“原点回帰”と他グループとの絡み)
昨年はテレビ中継開始以来はじめて中継なしの年となったが、今年は晴れて中継を再開、嵐が司会を務めることが決定している(フジテレビ系にて31日23:45〜1日24:45放送)。
近藤真彦、TOKIO、V6、KinKi Kidsらキャリア組をはじめ、同時刻に大阪ドームで単独コンサートを行っているHey! Say! JUMPもモニターを介した中継で参加、他にもタッキー&翼やNEWSなどのグループが出演者に名を連ねている。
今年の『カウコン』は、果たしてどのような盛り上がりを見せるだろうか。自身も一昨年『カウコン』に参加したという、ライター佐藤結衣氏に聞いた。
「司会の嵐をはじめ、非常にアツいラインナップですよね。最近の『カウコン』はKinKi Kids以降デビューしたグループが集まる、というイメージが強かったのですが、今回で縦の層が厚くなりました。特にTOKIOが出るのは久しぶりで、今年の目玉ともいえるでしょう。彼らが司会を務めた2006年の『カウコン』では、リハーサルの段階から会場をバッチリ盛り上げていたそう。本番では、彼らが放つお祭り騒ぎ感と独特の男気で、会場全体が一体となりました。今年は司会を務める嵐とともに、彼らがどのような化学反応を起こすのか、とても楽しみです」
『カウコン』の魅力のひとつとして、グループ同士の共演が挙げられる。V6の坂本昌行もラジオ番組『V6 Next Generation』で「後輩と会うタイミングって、俺とか長野はカウントダウンしかなかったから」と話すなど、先輩ジャニーズからしても、後輩との共演が楽しみなイベントのようだ。また、今年は例年にない試みとして「あなたの聴きたい曲」「見てみたい2ショット」のリクエスト企画が行われる(現在は募集終了)。本企画の見どころについて、同氏はこう語る。
「テレビ中継もあるので、どんな世代の人も楽しめるような、近藤真彦さんやKinKi Kidsの懐かしいヒット曲は聴けそうですよね。個人的には、中継にはなりますが山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)が歌うKinKi Kidsの『愛のかたまり』を聴いてみたいです。山田さんは長らく堂本光一さん(KinKi Kids)に憧れていて、ソロデビュー曲のカップリングに同曲を選んでいました。この機会に、生で歌うのを聴いてみたい。
また、見てみたい2ショットは、仲の良いタッキー&翼と中山優馬さんのコラボや、TOKIOとSexy Zoneといった大先輩&最年少のコラボなどでしょうか。後者は、親子でもおかしくないくらいの世代間ですよね(笑)。それに、櫻井翔さん(嵐)と菊池風磨さん(Sexy Zone)といった慶応出身同士の2ショットも見てみたいです。菊池さんのお父さんは『A・RA・SHI』の作詞に携わった方で、それをきっかけに菊池さんがジャニーズに入りたがったというエピソードも。そうした個々のルーツが垣間見えるとより楽しめますよね」
さらに、今年ならではの見どころもある。出演者のなかで最若手となるジャニーズWESTは、デビュー年の2014年から『カウコン』に参加。今年は二度目のステージとなるが、特に彼らを含む関西勢のステージにも注目したいと同氏は続ける。
「ジャニーズWESTと関ジャニ∞、この関西2チームが共演するのは珍しいです。ジャニーズWESTには関ジャニ∞に憧れて入ったメンバーも多いので、コラボレーションがあったら見届けたいですね。また、後輩が先輩に対して遠慮がちになってしまうのは仕方ありませんが、ジャニーズWESTはSexy ZoneやHey! Say! JUMPにはなかった気さくなキャラクターを武器に、先輩にグイグイ絡んでいけるかも、と期待してしまいます。こうしたジャニーズの先輩後輩の関係性や信頼関係が見えるのも、『カウコン』ならではの魅力です」
ジャニーズという一社会において、グループの立ち位置、個人のキャラクター、人間関係などを垣間見られるのが『ジャニーズカウントダウン』の醍醐味だ。今年は初のリクエスト企画も盛り込み、どのようなステージが見られるのか。2015年最後の夜、また新しい発見があることに期待したい。(遠藤良美)
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