トヨタがクルマに学習機能!国内AIベンチャーに10億円出資

3

2015年12月25日 22:00  FUTURUS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

トヨタ自動車が17日、モビリティ事業分野における、AI(人工知能)技術の共同研究・開発を進めることを目指して、ベンチャーの“PFN”(Preferred Networks)社に10億円を出資すると発表した。

「クルマにぶつからない」学習機能


動画を別画面で再生する

トヨタは11月にシリコンバレーにAI技術の研究開発拠点となる、新会社“TRI”(TOYOTA RESEARCH INSTITUTE)を来年1月に設立、今後5年間で約1,200億円を投じる計画を発表したばかりだ。

9月には60億円を投じてMIT、スタンフォード大との3強連携によるAI研究をスタートさせている。

トヨタは自動運転をはじめとした、次世代のモビリティ社会の実現に向けた技術の研究開発で、以下3点の領域に力を入れている。

■1:運転知能(Driving Intelligence) ■2:つながる(Connected Intelligence) ■3:人とクルマの協調(Interactive Intelligence)

トヨタとPFNは、昨年10月から共同研究を進めており、今回の出資を通じて関係を更に強化することにしたもの。

PFNは人間の“学習機能”を、コンピューターで実現する“機械学習”技術で強みを持っている。

トヨタは、同社との連携により、「誰もが安心して安全・自由に暮らすことができる社会の実現を目指した新たな技術・商品・サービスの企画・開発を進めたい」としている。

CES 2016でデモンストレーションを披露

Web情報によると、PFNは今年9月にも、ロボット事業を手掛けるファナックから9億円の出資を受けたばかりで、僅か半年間で合計19億円もの資金調達に成功したことになる。

PFNは今後、日米での社員数を2〜3年で60人に倍増させる考えだとか。

トヨタとPFNは、来年1月6日から米ラスベガスで開催される家電見本市“CES”で複数のクルマに“ぶつからない”ことを学習させる“分散機械学習のデモンストレーション”を披露するようだ。

【参考・画像】

※ トヨタ自動車、Preferred Networksに出資 – TOYOTA Global Newsroom

※ Preferred Networks

※ Rawpixel.com / Shutterstock

【画像・動画】

※ CESで実施予定の「分散機械学習のデモンストレーション」イメージ – YouTube

このニュースに関するつぶやき

  • 技術革新もいいけど、そろそろ車というモノが何であるのかを考え、原点に戻った方がいいと思ったりもする…。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定