今年はどんなアプリを手に入れただろうか。
12月17日に、インターネットの調査会社であるニールセンが、2015年の米国でのスマートフォンアプリとOSの使用者数ランキングを発表した。
すると、ベスト10は一部の企業で占められていることが明らかになった。
例えばFacebookのアプリが3つ、Googleが5つもベスト10入りしているといった具合だ。
SNSはFacebook、音楽と地図はApple
『Facebook』の月間平均ユニークユーザー数は、1億2,600万人以上でトップとなり、昨年から8%の成長を示した。
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2位は9,700万人以上で『YouTube』。ところが、3位には再びFacebook社の『Facebook Messenger』がランクインし、同社は8位にも『Instagram』が入っている。
特に変化が激しかったのは、前年から31%増加した『Facebook Messenger』と、26%増加した『Apple Music』だった。音楽では『Apple Music』が圧倒的に強かったと言える。
スマートフォンが米国の携帯電話加入者に占める割合も、2015年の年初から9月末までに78%から80%に増加している。
そのうち53%はAndroidで、43%がiOSの利用者だ。Windows phoneは3%で、BlackBerryは0.7%でしかない。
この調査は、オンラインで募集した約9,000人のスマートフォンモニターに、インストールした調査アプリから集められたデータに基づいており、スマートフォン上の全ての活動を間段無く調査した結果となっている。
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日本ではLINEがトップ
さて、15日には同じくニールセンが日本でのランキングも発表していた。
1位:LINE 2位:Google Play 3位:YouTube 4位:Google Maps 5位:Google Search 6位:Facebook 7位:Gmail 8位:Twitter 9位:Apple Music 10位:McDonald’s Japan
ランキングには明らかに日本らしさが出ており、利用者数のトップはLINEで、増加率1位はメルカリだった。
アプリ利用者数のTOP10では、LINEが3年連続1位となった。2位から5位はGoogle系で、順に『Google Play』、『YouTube』、『Google Maps』、『Google Seach』だ。
米国では1位だった『Facebook』は日本では6位だった。また米国でも人気が高かった『Apple Music』は日本でも9位に入っている。
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ただ、増加率では『メルカリ』がトップで、2位が『Instagram』、3位に『Facebook Messenger』が入っている。
日米両国で共通しているのは、ソフト会社の巨人であるMicrosoftは、スマートフォンアプリでは振るわないということだ。
但し、彼らがこのまま黙っているとも思えない。自社のWindowsプラットフォームに拘らないアプリを出してくるかどうかが注目される。
日本では圧倒的にLINEが強いが、Facebook社やGoogle社は、日米の両国で強いと言える。
【参考・画像】
※ TOPS OF 2015: DIGITAL IN JAPAN 〜ニールセン2015年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表〜 – ニールセン株式会社
※ Maxx-Studio / Shutterstock