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水素ステーションが足りない!規制緩和とFCV普及への道のり

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2015年12月28日 06:10  FUTURUS

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トヨタが世界初の量産型FCV『ミライ』を発売、生産が追いつかないほど順調な滑り出しを見せている。

このFCV、実際にはどんなユーザーが買っているのだろうか。実はFCVの普及を推し進めるために官公庁を中心に納入されている。

水素ステーションの普及とFCVの普及、“ニワトリと卵”と言われており、両輪揃っていないと水素エネルギー社会の到来はない。

水素補充に往復1時間、立地用件も厳しい

FCV『ミライ』の航続距離は、約600kmと言われている。一度水素を充填すれば、一般的なガソリン車と同等以上の距離を走れるため、航続距離100km〜200kmの一般的な電気自動車よりも便利そうだ。

しかし、課題は水素ステーションの立地である。東京都では公用車として6台のFCVを導入し、今後も追加する予定だというが、肝心の水素ステーションは新宿区にはなく、杉並区まで補充にいかねばならない。

杉並までそんなに距離はないが、実際に問題となるのは渋滞だ。井の頭通り沿いにある水素ステーションは、渋滞で有名な環八の外側。下道でいくと往復1時間程かかる上、かといって首都高速を使うのも本末転倒な話しである。

FCVが普及すれば水素ステーションも普及する、というのが当初の見込みであったが、水素ステーションの普及を阻むもう一つの課題があった。

それは立地用件だ。ガソリンスタンドよりも厳しい安全基準のため、用地確保が難しいのだ。

消えゆくガソリンスタンドと増える充電スポット

ガソリンスタンドの補給機は、公道から4mという規定だが、水素ステーションの場合公道から8mと倍の規定となっている。

引火、爆発した際の安全確保が狙いだが、これがネックとなり、ただでさえ当面採算が危うい水素ステーションの出店を、足踏みさせているというのだ。

この状況を鑑み、水素エネルギー社会を推進する資源エネルギー庁では、規制緩和を検討しはじめているという。

昨今のハイブリッド車の普及、エンジン車の燃費向上、原油安もありガソリンスタンドの売上は落ちる一方だ。

都心部のガソリンスタンドはそもそも少ないが、この逆境にあっては、通常のガソリンスタンドすらも危うい状況だ。

2020年の東京オリンピックまでにFCVをたくさん走らせるのが目標であるが、水素ステーションの拡充が少ないままでは、水素ステーションに長蛇の列ができ、FCVの普及も課題を抱えてしまう。

一方のEVは、充電スポットが比較的簡単に設置できるため、コンビニやショッピングセンターの駐車場でも見かけることが多くなった。

航続距離にこそ課題を抱えるものの、ここ10年のトレンドはEVが有利と目され、水素エネルギー社会到来には、国家的な動きを含めまだまだ地道な努力が必要だ。

【参考】

※ 燃料電池車の水素ST足りず、厳格規制見直しへ – YOMIURI ONLINE

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