iPhone 6s/6s Plusから、新たに追加されたカメラの新機能『Live Photos』。
写真を撮影する、前後の1.5秒をムービーで記録してくれるこの機能。既にいくつかのデジタルカメラにも内蔵されているように、ニーズがある機能なのは明らかだ。
特に、人を撮影する場合にはその前後のつながりがあることで“1枚の絵”としてではなく、“シーン”としてその場面を記録できることは、思い出の新しい記録方法として非常に魅力的といえるだろう。
そして、この『Live Photos』は現代の写真の楽しみ方として、必須な“シェア”に対応することは必然といえる。
そんな中、SNS界のトップ3の一角Facebookが満を持して対応してきた。
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Tumblrは既に対応済み。Twitter、Instagramも続く?
Facebookは現在テスト段階ではあるものの、一部iOS版アプリユーザーに対して『Live Photos』のシェア機能を実装しているとのことだ。
既に、9月のiPhone発表の場において、上級副社長のフィル・シラー氏が『Live Photos』にFacebookが年内にはサポートする旨を公表しており、これが実現した形になる。
『Live Photos』の撮影自体は最新のiPhone 6s/6s Plusでしかできないものの、単純な閲覧であれば、OSが最新版になっているiOSデバイスであれば対応可能とのこと。
一方でTumblrは既に、12月前半iOSアプリ内で『Live Photos』に正式対応を開始しており、Facebookはそれに続く形となる。
今後、Facebookに続きTwitterやInstagramでの対応も予測される『Live Photos』だが、動画と写真の中間地点というフォーマットを、スマートフォンメーカーであるAppleが規定するというのは、なんとも今の時代を象徴した自体ではないだろうか。
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Appleがつくる新機能が、その周辺を含めたサービス全般に、大きな影響を与える状態にあることは、サービスを使う一般ユーザーや、つくる側のプロバイダ側ともに、改めて認識しておく必要があるだろう。
【参考・画像】
※ 9To5Mac
※ Sunny studio / Shutterstock