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少年のバイブル復活!雑誌「少年画報」が電子書籍に

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2015年12月31日 07:00  FUTURUS

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FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

電子書籍というものは、まさに時代を変えている。

“物”としてはかさばる本を、たった1台のスマートフォンないしタブレットの中に、何冊も収録することができるからだ。

昔の漫画本を電子書籍として配信する事業も、見逃してはならない。これは、大人たちが少年時代を懐かしむというだけに留まらず、我が国のサブカルチャー研究に、大きな貢献をしている。

先ごろeBookJapanで開始された、漫画雑誌『少年画報』の配信が、特に大きな注目を浴びている。

蘇った少年のバイブル

『少年画報』は、その名の通り、かつての日本の少年たちにとって“バイブル”に等しい雑誌だった。

今でこそ、数多くの少年漫画雑誌が存在し、毎週のように部数競争を繰り広げているが、“少年画報”が創刊された1948年当時は“少年漫画誌”というジャンルすら存在しなかった。

すなわち『少年画報』は、新ジャンルを築き上げた偉大なパイオニアなのだ。

そして数多くの漫画家を世に送り出したという功績もある。

まさに、歴史を切り開いた先駆者と表現すべき『少年画報』だが、少年画報社とeBookJapanが共同で、それを復刻配信させたという事実も賞賛に値する。

記念本は無料配信

それと並行し、eBookJapanは『原点〜少年画報社創業70周年記念読本〜』を、無料で配信している。

これは、少年画報社社長・戸田利吉郎氏や当時の看板漫画家などのロングインタビューをまとめた貴重な一冊である。

この本について、株式会社イーブックイニシアティブジャパン・コンテンツ企画部の北添希好氏からコメントを頂いている。

<「原点」の目玉は、少年画報社三代目社長であり、さまざまな逸話を持つマンガ業界でも屈指の名物編集者である、戸田利吉郎氏へのロングインタビューです。

2時間に及ぶロングインタビューで印象的だったのは、有象無象のマンガ家を40年以上相手にしてきたマンガ編集者ならではの緊張感と、同時に“親父”のような包容力、器の広さでした。

今回電子書籍化した雑誌『少年画報』は、戸田氏が私財を投じて集めたコレクションがベースになっていますし、平田弘史先生を青年マンガの世界で活躍させる端緒を作った方なので、是非そういったエピソードを、楽しんでいただければと思います。>

偉人の足跡

筆者がこの『少年画報』を読んだ感想は、一言で言えば「描き込みがすごい!」ということだ。50年代に刊行されたものなどは、美術雑誌と名乗ってもいいのではないか。

特に、今でも人気の高い小松崎茂のイラストは、まるで自分がその世界に飛び込んでしまったかのような迫力である。

小松崎茂は“空想科学イラストの権威”と言われ、プラモデルの箱絵なども手がけてきた人物だ。50年代の少年たちは、彼の描くイラストに息を呑み拳を握り締めていた。

このような唯一無二の天才が、かつて存在していた。

電子書籍という文明の利器のおかげで、我々は忘れかけていた昔の偉人の足跡をたどることができるのだ。

【参考・画像】

少年画報社×eBooksJapan 少年画報社創立70周年記念事業( eBooksJapan公式サイト)

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