新海誠原作「彼女と彼女の猫」がテレビアニメ化 16年ぶりに新たなかたちで作品に

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2016年01月09日 13:42  アニメ!アニメ!

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豊かなストーリーと詩的な美しい映像、今や日本のみならず世界で知られる新海誠監督。その最初期の短編アニメ『彼女と彼女の猫』が2016年に新たなかたちで登場することになった。2016年1月9日、本作を原作にテレビアニメ『彼女と彼女の猫 - Everything Flows -』を製作し、テレビ放送されることが明らかにされた。公式サイトが立ち上がり、コミックス・ウェーブ・フィルムやテレビ放送する「ウルトラスーパーアニメタイム」のサイトでも告知されている。
発表によれば本作は2000年に新海誠が自主制作した『彼女と彼女の猫』を原作にライデンフィルム京都スタジオがアニメーション制作をする。監督は坂本一也が務める。2016年3月よりウルトラスーパーアニメタイム枠にて放送予定だ。ウルトラスーパーアニメタイムは30分枠に3本のショートアニメを放送しており、本作もショートアニメによるミニシリーズになりそうだ。

『彼女と彼女の猫』は、2000年当時まだ会社員だった新海誠監督が制作した短編アニメーションだ。短いながらも、猫と暮らす一人暮らしの女性の日常を情感を込めて描いている。
制作は一大ブームを巻き起こした『ほしのこえ』(2002年)に先立つが、第12回CGアニメコンテンストのグランプリを受賞するなど高い評価を受けた。後の新海誠作品につながるエポックメイキングな作品だ。

今回はこれを新海誠でなく、新たなスタッフで制作するのが話題だ。アニメーション制作のライデンフィルム京都スタジオは近年注目を増すライデンフィルムの京都拠点となる新鋭スタジオ、坂本一也は京都アニメーション出身の実力派でもある。
さらにキャストには彼女役に花澤香菜、黒猫役に浅沼晋太郎、そして友人役に矢作紗友里とテレビシリーズならの豪華な布陣となった。

ウルトラスーパーアニメタイムでは、『彼女と彼女の猫 - Everything Flows -』以外にもコミックス・ウェーブ・フィルムによる2つのショートアニメシリーズが登場する。
1月8日からはインディーズシーンで数々の話題作を制作してきた沼田友が監督する『旅街レイトショー』を4週間にわたり放送する。さらに2月には山本蒼美監督の『この男子、魔法がお仕事です。』を予定する。バラエティ豊かなアニメの世界が楽しめるだろう。

『彼女と彼女の猫 - Everything Flows -』

[スタッフ]
監督: 坂本一也
原作: 新海誠
脚本: 永川成基
キャラクターデザイン・総作画監督: 海島千本
美術監督: 田中孝典
編集:グッド・ジョブ
音響監督:鶴岡陽太
音響製作:楽音舎
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:ライデンフィルム京都スタジオ
製作:彼女と彼女の猫EF製作委員会

[キャスト]
彼女: 花澤香菜 
黒猫: 浅沼晋太郎 
友人: 矢作紗友里

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