朝と晩の気温差が大きくなる季節。体調管理が上手くいかずに風邪を引いたり、熱が出てしまったという方も少なくはないだろう。
「風邪引いたかな」と思った時にすぐ行う行為として、多くの方が“体温を測る”ことを行うのではないだろうか。
ワキの下に体温計を差し込み数分待って、アラームとともに示された体温を見る……、体温計を差し込む時間は何をして良いか迷うし、ちゃんとワキに入っていなくて、体温が思ったより低く表示されてしまう場合もあるかもしれない。
体温計の表示を信じて、熱があるまま出社してしまい、ますます体調を崩してしまうなんてもってのほかだ。
そんなトラブルを防げそうなアイテムが登場した。その名も『Withings Thermo』だ。
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テクノロジーが体温計の常識を変える
『Withings Thermo』は、側頭部にかざすだけで体温を正確に測ることのできるヘルスケアアイテムだ。
具体的な使用法は、側頭部の動脈に向けて『Withings Thermo』のボタンを押すことで、体温の計測が完了する。
このように簡略な計測ができるようになったのは、Withings社が開発した新たな新技術である『ホット・スポット・テクノロジー』によるものだ。
内臓された16個の赤外線によって、体温を感知。2秒間に4,000回もの計測をし、周囲温度や肌温度から生じる誤差を、自動的に補正し正確な計測ができるようになったという。
時間の無い時にすぐに測ることができるし、寝ている幼児の体温も測ることが容易になる。
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IoTで進化する体温計
計測したデータは、WiFiやBluetoothを通じて自動的にスマートフォンのアプリに転送。アプリでは一人のデータはもちろん、家族のデータを一括で管理することも可能だ。
家族全体の体温の傾向を蓄積することによって、発熱の経過やコンディションを理解することができる。
また、データをかかりつけの医者と共有することによって、診断もスムーズに進めることができるであろう。本体は単4電池2本で稼働する。最大で2年間性能を保つことができるので携帯性も優れていると言えよう。
摂氏/華氏両方に対応しているので、海外渡航時にカバンに入れておけば、いざという時にも役に立つだろう。
本製品は、国際家電見本市の『CES 2016』のイノベーションアワードにおいて、“健康管理部門”と“技術部門”の2部門を受賞。
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販売に関しては、2016年の第一四半期を予定しており、価格は99.95ドルを予定しているそうだ。ただし、日本での発売日はまだ未定とのこと。
優れたプロダクトだけに、入荷が待ち遠しいものである。
【参考・画像】