空を眺めていて、人生において一度は「空を飛んでみたい」と思わない人はいないのではないだろうか。
年末年始の長期休暇を過ごした方にとって、年初めの仕事でストレスを抱え始めると、ますますそんな思いは強まることだろう。
そんな夢をいだく方に朗報が届いた。誰しもが空中を舞うことができる乗り物が開発されたのだ。その名も『ArcaBoard』。
現代に舞い降りた“魔法のじゅうたん”である。
36個のファンで人を宙に舞わせる
『ArcaBoard』は、まるで“魔法のじゅうたん”のように空中を移動できる電動式の乗り物だ。
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本体のパワーは272馬力。36個ものハイパワーファンを搭載することによって、風圧で空中を舞うことができる。
ファンを利用することによって、路面がコンクリートだろうと水辺だろうと自由にホバリングして移動することを可能にしている。
操作は重心移動によって、傾斜を変えながら移動することもできるし、あるいはスマートフォンと接続させることで飛行方向をナビゲーションすることもできる。
本体は航空宇宙グレードの複合材で形成されており、重量は10キログラムほどと見た目より軽い印象だ。荷重は110キログラムまで制御できる。
大きさは、長さ145センチメートルで幅が76センチメートル、高さは15センチメートルなので、家の中でも収納できるサイズ感となっている。
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ファンを大量に積んでいると発熱が心配されるが、高性能の冷却システムを搭載することによって、使用中はできる限りの放熱をするそうだ。
本体のバッテリーは充電式となっており、6時間でフル充電が完了となる。走行時間は80キロの荷重をかけて3分だそうだ。最高速度は20キロメートル。数千時間にも及ぶ飛行テストを実施し、安定性や安全性、耐久性を高めていったという。
既に販売中で価格は19,900ドル。
大人のちょっとした乗り物としては高い投資になるかもしれないが、幼い頃に夢を見た“空を舞う”体験を叶えたい方はいかがだろうか。
【参考・画像】
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