『Oculus Rift』の一般予約が開始、またソニー・コンピュータエンタテインメントの『PlayStation VR』も今期発売予定。サムスンの『Gear VR』も低価格さが注目されている。
これらのVRゴーグルが一通り揃う2016年は、VRコンテンツも多数リリースされる年になり、新たなデジタルコンテンツのムーブメントが始まるとみられている。
そんなVRコンテンツをさらに深く楽しめるウェアラブルが、『Kickstarter』で提案されている。
触覚までコントロールされることで得られる没入感
『Teslasuit』(テスラスーツ)と名付けられたボディスーツの各部には、機能的電気刺激(FES)や経皮的神経電気刺激(TENS)といった、低周波治療器のようなチャンネルがビルドインされている。
チャンネルの数は、シャツ型の『Prodigyモデル』が52、『Pioneerモデル』が16。ジャケット型の『Jacket』が15。ボトム型の『Trousers』が15となっている。
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BluetoothでPCやスマートフォンと接続し、VRコンテンツの展開に応じて、適切な場所の電気刺激チャンネルが稼働して、触れた・触れられた感触や銃で撃たれた衝撃、爆風の圧力をユーザーに提供する。
VRゴーグルで、外界から切り離されるだけでも高い没入感が得られるのに、触覚までもコンテンツ側にコントロールされたら……、どれだけデジタルの世界にハマってしまうのだろうか。
刺激を与えるチャンネルはシームレスではないので、“R-18”なコンテンツだと「触れて欲しいスポット」にチャンネルがないというケースも多いだろう。
ユーザーによって体験のレベルに差があると、感想の熱量にも差がでてしまうことが考えられる。
しかし、FPSゲームとの親和性は高いはず。戦争ゲームにしてもドライビングゲームにしても、今までにはない(それこそ1,000万円級の大型筐体ゲーム機でも味わえない)ゲーム体験ができるに違いない。
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【参考・画像】
※ Teslasuit. Feel what you play. – Kickstarter
【動画】
※ How exciting can Teslasuit be? – YouTube