「現行モデルを様々なお客様に使っていただいております」だって? あ、もうあったのね。こういうのが。
なにかというと、ブラザー社の『エアスカウター』。ヘッドマウントディスプレイである。まぁ、いってみれば『ドラゴンボール』でベジータをはじめとしたキャラクター達が装着していて、敵の戦闘力を表示したりできる例のアレみたいなヤツだ。
これまでの『エアスカウター』は屋内での使用を想定したものだったが、2016年1月13〜15日に東京ビッグサイトで行われる『ウェアラブルEXPO』において、屋外での使用も想定した『エアスカウター タフコンセプトモデル』が参考出品されるという。
作業用ヘッドマウントディスプレイ「エアスカウター」
FUTURUSで扱うアイテムやジャンルは多岐にわたるので、画期的なアイテムが発売されたという情報に気づかないこともある。
まったくお恥ずかしいが、2015年7月に、業務用/医療用のヘッドマウントディスプレイ『エアスカウター』というものが発売されていたようだ。
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これは、両手で作業をしながら画面を見ることができるように開発されたもので、1,280×720ピクセルの高解像度画像を液晶パネルに表示させ、焦点距離も35cmから5mまで調整できるものだ。
映像インターフェイスにはHDMIを搭載していて、幅広い機器に対応。自在に操作できるフレキシブルアームの採用で、作業姿勢に合わせたポジションにディスプレイを固定でき、メガネをかけた人も問題なく使えるという。
屋外でも使える堅牢性
これまでの『エアスカウター』は、製造業における組立作業支援など、さまざまな業務に活用されているそうだが、あくまでも屋内での使用を想定したモデルだ。
そこで、今度は建設業界など、堅牢性が求められる場面や、水分、ホコリが多い屋外を含めた場所での活用も想定して、防塵・防水・耐衝撃性能を大幅に強化したモデルが開発されたのだ。
この『エアスカウター タフコンセプトモデル』は、円筒構造にすることで耐衝撃性を強化。防塵防水性能IP65相当を誇り、使用後に水洗いも可能になっている。
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画面の位置を調整できるフレキシブルアームや、ピント調整用ダイヤルも、グローブをつけたままで操作しやすい形状にし、コントロールボックスのボタンも押下しやすい形状になっている。
独自のアタッチメントによって、様々なヘルメットに装着できるところも便利だ。もちろん眼鏡やゴーグルの上からでも使えるという。
いちいち紙の資料を開いたりするよりも、わずかな視線移動だけで情報がチェックできれば、圧倒的に安全で正確な作業ができるだろう。こんなアイテムの導入を歓迎する現場は多いはずだ。
まだ一般ユーザー向けの価格設定にはならないようだが、いずれは一般ユーザーもさまざまな場面で使えるような、安価なものが出てきてほしい。
【参考・画像】
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※ ブラザー
※ Sergey Nivens / Shutterstock
【動画】
※ AiRScouter(エアスカウター)Tough Concept : Brother – YouTube