自走し、プロジェクタで映像や動画を投影……まるで、スターウォーズの『R2-D2』みたいな機能を持つホームロボットが、日本のIoT企業Cerevoから登場!
アメリカ・ラスベガスで1月6日〜9日に開催された、世界最大の家電見本市『CES2016』に出展された『Tipron(ティプロン)』がそれだ。
クルクル回り、上下も動くプロジェクタ・ユニット
ロボットの最上部、ヘッド部の目玉みたいな箇所がプロジェクタ・ユニット。ヘッド部は、縦や左右のいずれにも方向を変えることができ、左右の回転も可能。
上下左右の微調整もできるから、壁や天井など、好きな位置に映像を投影することができる。
投影できる画面サイズは、3mの距離を取った時に最大で80インチ。映像の解像度は最大でHD(1,280×720ドット)、輝度は最大で250lmだ。
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専用アプリで操縦もOK!
投影場所への移動を、全自動できるのがこのユニットが“ロボット”たる所以。
5,800mAhのバッテリーを搭載し、指定した場所へ自走し、電池が切れると自分で充電ステーションまで戻ってくれる。
スケジュール設定をすれば、朝や夜など決まった時間に指定場所へ移動することも可能だ。
専用のAndoridアプリをスマホにダウンロードすれば、手動操縦もOK。
本体に搭載したカメラ映像をスマホで見ながら、室内で自在に操縦することもできる。
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この機能は、かなり楽しそうだ!
全高400mm〜800mmでトランスフォーム
トランスフォームするのも『Tipron』の魅力。
投影するときのサイズは、高さ約800mm(幅300mm×奥行330mm)。が、充電中や使っていない時は、高さ400mm(幅300mm×奥行340mm)に自分で小型化。
安全性や省スペース化に貢献している。
前述のスケジュール設定をした場合、時間になると小型のまま動きだし、指定場所でボディを伸ばす様は、想像するだけでワクワク!
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ネット配信の映画なども楽しめる
表示できる映像は、ストレージに保存した動画に加え、背面にはHDCP対応のHDMI端子も装備しているから、PCやレコーダの画面も投影ができる。
『Chromecast』などワイヤレス映像伝送機器と連携すれば、『Hulu』や『Netflix』などのインターネット配信の動画を楽しむことも可能だ。
ボディ中央には、スピーカーも搭載しているので、この一台で好きな場所で、好きな時に映画を楽しむこともできる。
ほかにも、Twitterのハッシュタグやタイムライン、ニュースなどの情報も登録可能。テレビでスポーツ中継を見ながら、横の壁などに書き込みを投影させる、なんてこともできてしまう。
『Tipron』が家にいれば、映像エンターメントの幅がかなり広がりそう。
発売は2016年内、価格は未定だが、10万円〜20万円になる見込みだ。
【参考・画像】
※ Tipron
【動画】
※ Tipron – Cerevo – YouTube