【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第2話(後半)「いや、聞かせてくれ」

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2016年01月14日 11:00  キャラペディア

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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第2話(後半)「いや、聞かせてくれ」


しずか「先生は、入門者のお稽古と上級者のお稽古ではまるで別人です。上級者だから厳しくというのは理解できますが、あそこまで表情が違うのは、なぜでしょう……」

蓮条寺「……何も知らない初心者を叱っても、萎縮するだけだ。生産性がない。だから初心者は叱らないことにしている」

しずか「はぁ……」

蓮条寺「鍛錬を続けている者が、教えたことと違うことをすれば叱る。それは、間違ったまま知識を定着させてしまうのを防ぐためだ」

しずか「……必要なことなんですね」

蓮条寺「そして私は、より多くの人に茶道を楽しんでほしいと思っている。取材を受けるのは、茶道に興味を持ってもらうためだ。そういうときに仏頂面はしない。流派の広報としての役割があるからな」

しずか「外面ということですか?」

蓮条寺「人聞きの悪いことを言うな」

しずか「すみません」

蓮条寺「うちに縁があって結婚するということは、茶道に選ばれるということだと私は思う。茶の道は厳しい。その道と真摯に向き合い、共に極めんとする伴侶に、甘い顔ばかりはしていられない」

しずか「でも……弟子の私でも、優しくしてもらいたいと思うことはあります……」

蓮条寺「そうなのか?」

しずか「あっ……いえ、私の意見は良いんですけど」

蓮条寺「いや、聞かせてくれ。異性の貴重な意見として」

しずか「い、異性?」

蓮条寺「違うか?」

しずか「いえ……私と先生は、その、幼馴染ですし……大人になってからは、師範と弟子という関係でしかなく……」

蓮条寺「私は異性ではない、と?」

しずか「そんな風に考えては、いけないと思っていました……」

蓮条寺「そう、か……」

しずか「それに私も、あまり男性関係に明るいわけではありませんし、」

蓮条寺「しかし、私の弟の流也とはずいぶん仲が良いと聞いているが」

しずか「仲が良いと言っても、流ちゃ……流也さんとは、先生と同じく幼馴染ですから」

蓮条寺「ふむ……」

しずか「……先生?」

蓮条寺「あぁ、すまない。つまり、花嫁候補にも少しは優しくしろということだな?」

しずか「はい、まぁ……」

蓮条寺「私は厳しすぎたのか……」

しずか「具体的には、何をされたんです?」

蓮条寺「たいしたことではない。料亭の個室に入るとき、畳の縁を踏んだから叱責した程度だ」

しずか「そ、それは……」

蓮条寺「まずかったか?」

しずか「……おおいに」

蓮条寺「しかし、そんな非常識な振る舞いを許すわけにはいかないだろう」


【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]第3話(前半)へ続く


●出演キャラクター

蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い

●声優および制作クリエイター

シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474

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