OLたちの毒をラップに乗せて大人気 カリスマドットコム初めての著書が登場

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2016年01月15日 21:02  新刊JP

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『がめつくストロング 毒舌OLラッパー、世間をぶった斬る!』(扶桑社刊)
昨年夏にメジャーデビューし、働く若い女性たちから人気を集めている女性2人組のエレクトロラップユニット「カリスマドットコム」が、なんと初めての著書を出版した。その名も『がめつくストロング 毒舌OLラッパー、世間をぶった斬る!』(扶桑社/刊)だ。

■カリスマドットコムとは?
 MCのいつかとDJのゴンチからなる2人組ユニットで、2011年に結成。2人は中学・高校の同級生で、同じダンス部に所属しており、現在はそれぞれ別の企業でOLとして働いている(いつかは雑貨メーカーの事務、ゴンチは精密メーカーの事務)。
 つらく険しい(?)OL生活から生まれるリリックは、上司や仕事、同僚などへの毒に溢れていて、聞いていてスカッとする。「忠実なシモベも人間だね/気付いてないなら人参じゃね?」(「スーパーガール」より)、「『うっせーどっか行ってろ…』って気持ち/底にあっても/そこにはない」(「ハッピーターン」より)、「可愛い子ぶってそんで泣いて/笑って怒って/おごって目線は上で/グラつくバカ興味なし」(「歪LOVE」より)など、仕事の中で生まれる黒い気持ちを、ラップや歌にして伝えるのである。
 その評価は音楽業界内でも高く、木村カエラやきゃりーぱみゅぱみゅ、スガシカオ、SEKAI NO OWARIなどがファンだと明かす。また、2015年10月のメジャーデビューを記念した全国ワンマンツアー4公演がすべてソールドアウトするなど、その勢いは増す一方なのだ。

■OLの愚痴が大爆発「社内恋愛はバレる」
 さて、彼女たちにとって初となる書籍『がめつくストロング』には、2人の半生を振り返るインタビューがメインだが、その合間に差し込まれるカリスマを含めたOLたちの座談会に思わず目を引かれる。とにかく本音丸出しなのだ。

 例えば、社内恋愛や社内不倫の話では、皆さんとても勘が鋭いようで、「あの人は別の課の子と不倫してる」という噂はタブーであったが全員が知っていたりするとか。また、全員が共有できるスケジュールの中で同じ時間に「予定あり」とあったり、休暇が被っていたり…ちゃんと見ているのだ。また、会社近くにラブホテルがあるというOLの一人は「社内カップルがそこに入っていくのをたまに見かけたりしました」と明かす。
 また、飲み会時の失敗についての話題では「わたし、ハゲた上司の頭をぶったことがありますよ(笑)。ぺちぺちって」と自らの行いを暴露したいつかだが、どうやらそのハゲた上司も喜んでいたようだ。

■大丈夫?と思える2人だからこその「カリスマドットコム」
 一方、メンバーそれぞれのインタビューを読むと、ユニットの苦悩が見えてくる。そこに映るのは、リリシストとして前に出て引っ張っていこうとするいつかと、迷いもありながらもカリスマドットコムの一人としての覚悟を背負うゴンチの対照的な姿だ。
 ゴンチはいつかとの関係を「良好ではないですけど(笑)」と語り、いつかはいつかで対談相手の大久保佳代子の前でゴンチへのダメ出しをする。いろんな感情が筒抜けになっているのだ。この2人、本当に大丈夫なの? と思えてしまうほどだが、世間へ毒を吐くからには自分たちのこともきちんと語る、そこがそんないびつなバランスもこのユニットの魅力の一つなのだろう。

 カリスマドットコムが繰り出すリリックには、OLたちの普段吐き出せない毒がてんこ盛りとなっていて、普段会社という組織の中で働いているならば、言いたくても言えない言葉が見つかるはずだ。
 この本には「ジョブ後のメイク」が収録されているCDが付録としてついている、「カリスマドットコム」の今を映した入門書だ。今、メディアや業界の注目を浴びている2人のさらなる化学反応を期待させてくれる一冊である。
(新刊JP編集部)

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  • リアルが歌詞に反映されている的な事を番組で言っていたが、現役OLなのに、大丈夫なのか?面白いから、ま、いっか(笑)
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