【冴え女シリーズ(10)】[ドSなイケメン茶道プリンス様]第4話(後半)「それとも私が恐いのか?」

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2016年01月18日 09:30  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]

■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。


●第4話(後半)「それとも私が恐いのか?」


しずか「すみません・・・」

蓮条寺「過大評価も困りものだが、過小評価は己を挑戦に臆病にさせ、可能性を奪う。自分の能力は過不足なく理解しなさい」

しずか「はい、」

蓮条寺「お前は少しぐらい、傲慢になれば良い・・・」

しずか「・・・私、先生からは全然使えない弟子だと思われているんだとばかり」

蓮条寺「いつ、私がそんなことを言った?」

しずか「直接は、おっしゃいませんけど」

蓮条寺「誰かにそう言われたのか?」

しずか「いえ、とんでもありません!」

蓮条寺「だとしたら、それはお前の思い込みだ」

しずか「でも、先生からはよくお叱りを頂戴しますし・・・」

蓮条寺「お前は、父の代からの弟子で、年齢こそ若いが稽古場でも古参の部類だ。任される事柄も多い。必然、多少の注意は出る」

しずか「えぇ・・・」

蓮条寺「当然のことだろう?」

しずか「はい・・・」

蓮条寺「・・・勝手な思い込みで落ち込むな。お前の悪い癖だ」

しずか「・・・おっしゃる通りです」

蓮条寺「なぜ、そんなに他人に対しておびえる?」

しずか「・・・」

蓮条寺「それとも、私が恐いのか?」

しずか「・・・」

蓮条寺「冗談だ。お前の対人恐怖が私に限ったことではないことぐらい、私も気付いている」

しずか「・・・叱られるのが、恐いんです」

蓮条寺「ほう」

しずか「ですから、対人恐怖などという立派なものでもなくて・・・気が小さいだけだと思います」

蓮条寺「叱られるのは、悪いことばかりではない。私も父にはずいぶん叱られた。しかしそのたびに、新しい学びがあった」

しずか「先生が?」

蓮条寺「痛い目をみないと変われないこともある。私だって人間だ」

しずか「なんだか、想像がつきません。先生のお父様は・・・」

蓮条寺「そうだな。とても穏やかな人だった。しかし、あれで案外、瞬間湯沸かし器だったのだ」

しずか「えぇ・・・?」

蓮条寺「現代風に言えば“キレやすい”というやつだな。達観した風を装ってはいたが、内弁慶の典型のような人間で、母はずいぶん苦労した」

しずか「そんなご様子、ひとつも、」

蓮条寺「お前は幼い頃からうちに出入りしていたが、一応客人ではあったからな。父も配慮していたのだろう」

しずか「・・・懐かしいですね」

蓮条寺「そうだな・・・。」


【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]第5話(前半)へ続く


●出演キャラクター

蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い

●声優および制作クリエイター

シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474

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