※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]
■作品概要
しずかは幼い頃から、幼馴染で茶道家の「蓮条寺」が師範を務める茶道教室に通っている。小さな頃は仲の良かった二人だったが、成長するにつれて次第に疎遠に。そんなある日、稽古の後で「蓮条寺」から「話がある」と呼び止められるしずか。少し世間知らずの茶道家「蓮条寺」の一途な恋に胸キュンなラブストーリー。
●第4話(後半)「それとも私が恐いのか?」
しずか「すみません・・・」
蓮条寺「過大評価も困りものだが、過小評価は己を挑戦に臆病にさせ、可能性を奪う。自分の能力は過不足なく理解しなさい」
しずか「はい、」
蓮条寺「お前は少しぐらい、傲慢になれば良い・・・」
しずか「・・・私、先生からは全然使えない弟子だと思われているんだとばかり」
蓮条寺「いつ、私がそんなことを言った?」
しずか「直接は、おっしゃいませんけど」
蓮条寺「誰かにそう言われたのか?」
しずか「いえ、とんでもありません!」
蓮条寺「だとしたら、それはお前の思い込みだ」
しずか「でも、先生からはよくお叱りを頂戴しますし・・・」
蓮条寺「お前は、父の代からの弟子で、年齢こそ若いが稽古場でも古参の部類だ。任される事柄も多い。必然、多少の注意は出る」
しずか「えぇ・・・」
蓮条寺「当然のことだろう?」
しずか「はい・・・」
蓮条寺「・・・勝手な思い込みで落ち込むな。お前の悪い癖だ」
しずか「・・・おっしゃる通りです」
蓮条寺「なぜ、そんなに他人に対しておびえる?」
しずか「・・・」
蓮条寺「それとも、私が恐いのか?」
しずか「・・・」
蓮条寺「冗談だ。お前の対人恐怖が私に限ったことではないことぐらい、私も気付いている」
しずか「・・・叱られるのが、恐いんです」
蓮条寺「ほう」
しずか「ですから、対人恐怖などという立派なものでもなくて・・・気が小さいだけだと思います」
蓮条寺「叱られるのは、悪いことばかりではない。私も父にはずいぶん叱られた。しかしそのたびに、新しい学びがあった」
しずか「先生が?」
蓮条寺「痛い目をみないと変われないこともある。私だって人間だ」
しずか「なんだか、想像がつきません。先生のお父様は・・・」
蓮条寺「そうだな。とても穏やかな人だった。しかし、あれで案外、瞬間湯沸かし器だったのだ」
しずか「えぇ・・・?」
蓮条寺「現代風に言えば“キレやすい”というやつだな。達観した風を装ってはいたが、内弁慶の典型のような人間で、母はずいぶん苦労した」
しずか「そんなご様子、ひとつも、」
蓮条寺「お前は幼い頃からうちに出入りしていたが、一応客人ではあったからな。父も配慮していたのだろう」
しずか「・・・懐かしいですね」
蓮条寺「そうだな・・・。」
【冴え女シリーズ(10)】[- ドSなイケメン茶道プリンス様 -]第5話(前半)へ続く
●出演キャラクター
蓮条寺泉水(れんじょうじいずみ)25歳:茶道家
野口しずか(のぐちしずか)25歳:家事手伝い
●声優および制作クリエイター
シナリオ:藍沢涼
イラスト:和音ハカ
男性声優:武田直人
女性声優:寺崎まどか
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。
●アプリダウンロード
App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474